中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

地デジへの対応

 今日は日本は祝日(体育の日)である。関東地方は、もう笑ってしまうほど非常に良い天気だった。…が、ワタクシは例によって静養すべく実家にて引きこもりである。なんだかなぁ。

 さて、今まで実家にてテレビ録画サーバーとして動いていたメインマシンだが、いよいよ来年の完全地上デジタル化に向けて対策が必要になってきた。今まではアナログTV波をアナログチューナーカードを用いてサーバーでキャプチャーし、それを適切に圧縮してからFTPで上海に送って、上海の自宅で必要な情報を得ていたのだが、今後全て地上デジタルになると様々な問題が発生する。
 まず今まで使っていたアナログチューナーカードが使えなくなるワケだ。
 それに、ご周知の通りデジタルになるとコピーガードがかかってしまうので、今後は、基本的に録画した機種で『しか』視聴できなくなってしまうのだ。つまり録画したデータを別のPCに持っていっても見ることができないワケで、今までやっていた『データで送って上海で視聴する』という事は基本的に不可能なんだな。これはイワユル録画専用の据置型HDDレコーダーでも同じである。

 もちろん、画質を落としてDVDに焼く事はできるので焼けば良いのだが、単に情報を得るためだけに『流し読み』的に見る番組のために、一々メディアを焼いて、それを国際郵便で送って視聴するのは手間も時間もコストもかかりすぎるので現実的ではない。

 確かに著作権的観点から見れば、こういったコピーガードは必要だとは思うが、個人的には高画質のフルHD画像をそのまま保存する事には全く興味が無いし、あくまで個人で楽しむ(情報収集の)目的に限られているので、こういった縛りをかけられてしまうのは非常に困るんだなぁ。

 …で、幸か不幸か今は暇なので、長い時間をかけてジックリ色々調べてみたら、実は困っているのは私だけでは無い…という事がわかった(そりゃそうだわな)。で、蛇の道は蛇?では無いが、ネット上には様々な情報が落ちているので、とりあえず安いデジタルキャプチャーカードを買って色々と実験してみたワケだ。

 非常に高度な技術を持った先人の知恵を借りつつ、色々と実験を繰り返してみたら、意外とスルっと実験に成功してしまった。しかも実際にかかったコストは、たった4,000円足らずである。いやぁ…時代は変わった。
 何をどう成功したかは想像に任せるとして、興味のある人は下記写真の箱に書いてある商品名で検索してみると、意外と色々出てくるカモしれない。


 下の写真は今まで使っていたアナログチューナーボード。1枚は録画用、もう1枚はSkypeで自動応答させて、上海側でSkype経由で視聴するためのボード。両方とも取り外してしまった。

 そして今回準備した新しい地デジチューナー。たった3,980円

 今度のはPCIではなくUSBでの接続になる。これならノートPCでも行けるんじゃないかな? 小さくて非常に軽い。

 勿論オフィシャルなB-CASカードも付属している。

 そんなワケで、ファームの書き換えやら設定周りでちょっと苦労したが、それ以外はスルっと成功。これで完全にアナログ波が停波して地上デジタル化した後でも、当面は乗り切れそうだ。
 まぁイタチごっこだとは思うが(苦笑)