中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

一年の計は元旦に有り?

 中国では今日が元旦に当たる。ココ数年、休みと言ってもやる事が多くて全然休んだ感じがしなかったので、ここに来て、ちょっと休む事にした。女房も子供も国に帰ったので久々に自分の家で誰にも気兼ねなくグータラ生活を送っている(笑)

 昼過ぎに起き、暫くボーッとして、それからザッと熱いシャワーを浴びて、先延ばしにしていたデータの整理や、ネット環境の再構築を行った。日本の自宅サーバは今まで日中間の回線が太い『JENS Spinnet』を使っていたのだが、何故かココ数週間異常に重くて呆れる程遅くなってしまったので、アチコチ調べ結局『IIJ』系のバックボーンを持つ回線を幾つか試す事にした。

 私は確か'96〜'97年頃だったかな? インターネットが普及し始めたごく初期の頃(まだ386マシンでダイヤルアップを使ってインターネットをしていた頃)に、当時『AT&T World Net Service』という名だった、この『JENS spinnet』に入会したのだ。
 なぜこんなマイナーなプロバイダを選んだかと言うと、あの頃『インターネット・マガジン』という雑誌があり、この雑誌の付録に、日本国内のプロバイダ(当時はまだ数社しか無かった)と世界を繋ぐバックボーンの太さが書いてある地図が付録でついていたのだが、コレを見て米国に大して最も太かったのが『IIJ』と、この『AT&T』だけだったのだ。当時『IIJ』はまだ個人向けサービス『IIJ4U』を行っていない時代だったからスゴく高くて、仕方なく結局この『AT&T』にした記憶がある。ただ、当時の『AT&T』は日本国内での評判はあまり良く無かったので全然人気が無かったのだが、私は何となく漠然と『インターネット=世界』というイメージがあって(全然根拠は無かったのだが)「アメリカとの回線が太くなきゃ意味ないじゃん!」みたいな?先入観だけで選んだ記憶がある。
 そんなこんなで、それからこのプロバイダをずっと使い続けていたのだが、確か5年くらい前かな?実家の回線がメタルから光に変わるタイミングで一旦解約して、NTTの『OCN』(Bフレッツ)にしたのだ。
 …が! コレが後に激しく後悔する事になった訳だ。確かにNTTが100Mbpsを謳う様に国内はカナリ速いのだが、こと日中間に関しては異常に遅い。そりゃもうビックリする程遅いのだ。それまでADSLだった頃のJENSの1/3くらいの速度しか出ない。光なのに!!!
 激しく頭に来たが、1年縛りがあって解約できなかったから、仕方なくそれから更にJENSを再申し込みして、OCN無料期間の半年+残りの半年の1年間、2つのプロバイダをずっと契約していた。(ま、逆に言えばこの間にプロバイダによる差を色々と実験できたので良かったケドね)

 そんな訳でダイヤルアップモデムの時代〜ADSLの時代〜光の時代と、結構長い事信頼してきたこの『JENS』なのだが、最近どうもダメなので、どうしようか悩んでいる。単純に回線だけの問題なのか、何か中国側で仕組んでいるのか?どこかの業者がこの回線に目をつけてIPTVの様な激しくトラフィックが流れるサービスを始めたのか…。見極めるまでに暫く様子を見なければいけないとは思うが、この情報化社会、この地に住む外国人にとって、VPNは命綱と言っても過言ではない。VPN経由で今まで200KBpsくらい出ていたのが夜間に10KBps以下になるとサスガに困るので、今『IIJ』系のプロバイダを探している。(理由は上述の通り。会員数や人気も大事だが、我々にとってはバックボーンが何より大事なのだ)
 ネットを調べるウチに『excite』が非常に安いサービスをしていて、コレがIIJ系だったので、数日前から使っているのだが、意外と快適である。しかも月々たった500円。今月末までに入会すれば、半年間は月々300円らしい。なので、2重に払っても痛く無い金額なので、今はコレを使って鋭意実験中である。最盛期のJENSには敵わないが、カナリ軽いので今の所満足している。これからまた研究の日々だ。

 さて、写真は例によって本文とは全く関係ない。本日の夕食。

 『ザ・男の一人暮らし』的な夕食はまだまだ続く(笑)