中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

蛍光灯の修理

 金曜日である。上海はまたまた雨。しかも何だかまた寒くなった。一昨日くらいに暖かくなったと思ったばかりなのに…春は一体いつ来るのだろうか。

 さて、今日は仕事帰りに会社の近所にある小さい電気屋で蛍光灯を買って帰って来た。実は今朝、髭を剃っていたら洗面所の蛍光灯が切れてしまったのだ。しかしコッチの蛍光灯は変な形をしたのが多い。持って行って店の人に訊いたのだが、コレは2D型というらしい。

 しかし、帰ってみて新品に交換しても全然点かないではないか…。不良品を買ったかな?と思ってまぁ10元(120円)くらいなので、ちょっと分解してみたのだが、蛍光管も配線も問題無さそうだ。
 っつー事は…こりゃ安定器がイカれたって事を意味するワケだ。「あーメンドクセ!」と呟いたのは言うまでもない。昔のグロースターターならまだしも、最近のラピッドスタートはどうせインバータなのだ。中を空けて部品交換なんかしたくないな…と思いつつ、とりあえず外してみたら、これはこのままアセンブリで売ってそうだったので、安定期部分を外して手に持ち、家の近所の電気屋(さっきと違う店)に走った。

 まぁ強電の部品だし、フツーは電気技師の免許持ってないと扱っちゃイケナイ代物なので、売ってくんないだろうな…と半分ダメもとで行ったのだが、おっちゃんニコニコで「壊れたかい?同じのあるよ!」と言うではないか。いやはや、サスガ中国。何でもある。

 しかもコレ、インバータなのにたった10元(120円)だった。なんじゃそりゃ?すげー。素直に「スゲー」って感動してしまった(笑)きっと設計はどっかのパクりだろうから、純粋に製造コストしかかかって無いのかもね。
 念のため、電球がイカれてたら意味ないので、同じ型の電球を念のためもう一つ買って帰る。

 そして帰宅後サクっと取り付ける。天井は単純に穴が空いていてさっき外した電線がぶら下がってる状態。

 元々ハンダ付けも無いしカシメる圧着端子等も一切使ってなかった。単純に剥き出しの電線をネジってビニールテープでカバーしてあっただけなので、外すのも簡単だし取り付けるのも超簡単(笑)こんなの日本の電気技師が見たら大騒ぎになりそうだ。

 コッチは220Vだし、感電やらショートやらしない様に注意しつつ作業して、約 5分程で完成。恐る恐るスイッチを入れてみる…。

 点いた!! 修理完成! なんというD.I.Y. 強電なのに(笑)
 …いやぁ、この国は何につけユルくて良い!