中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

内覧会と水郷

 今日は仕事を休んで朝から妻の親戚の車に乗って昆山まで行って来た。ワタクシが昆山と言えばアレである、去年の 4月9日に衝動買い!?してしまったマンションだ。ようやく完成したという連絡を受けたので、本日内覧会に行って来たワケだ。

 中国のマンションは、内装は別で個人が後から行うモノなので、内覧会とは言え、内装前のコンクリ剥き出しの部屋を見せられるワケだ。つまり、何とも見窄らしいっつーか、天井は仮の裸電球1個だし、水道の配管からガスの配管から電気の配線から壁の穴の内側の構造まで色々と全部見えるワケである。それゆえ突っ込み所も満載だった。(まぁ逆に言えば、この時点で見せてくれるのは、後々トラブった時に直ぐに勘が働くから良い事だとは思うケド)
 …とは言え、ワタクシが感じた不満点は、どれも『イマサラ』な内容ばかりなので敢えて口にしなかった。『どうにかなる』事に対する要求は言うべきだけど、どう考えても『どうにもならない』要求は、ただの我が侭と同じだもんね。

 最初から全然期待してなかったので(中国に長く住むと経験から学ぶ事が多いのだ)見ている時はそれ程ダメージは少なかったのだが、帰りの車の中で、車窓をボーッと眺めながら「コレが人生で一番高い買い物かよ…」と考えたら、地球の裏側まで届きそうな長い溜め息を(こっそり)ついてしまったのは妻には内緒である(笑)
 ただ、色々と思う所はあるとは言え、俯瞰してみると自分でもビックリするくらい「ま、いっか」というサッパリした気落ちなんだよね。フツーに中国のクオリティに準じて作れば、こうなるのは初めから判り切ってた事だし、逆に言えばこの値段なら(業者の中間搾取を考えても)こんなモンでしょ。(上海から結構離れているので、中心部に比べたらまだまだ安いのだ)
 しかし、サスガ中国の皆様は強い!他の家の人達は既に組合!?みたいになっていて、何だか100人くらい集まって不動産屋を相手取り「話が違うじゃないか!」的な文句を言っていた。文句を言うとどうにかなるのだろうか?(笑)良くワカランが。。。


 とりあえず、お腹もすいたので気を取り直して、マンション近くの水郷『千灯古镇』に行ってみる事にした。
 車で走る事5分くらいだったかな?意外と近くにこんなに良い所があるなんて知らなかったので、ちょっとラッキーかな。




 古き良き時代の中国の面影たっぷりだった。
 個人的にツボったのは銭湯と、

 映画館である。コレ、全然映画館に見えない。

 さて、今夜〜明日にかけて台風11号が上海直撃らしい。窓をしっかり締めて今夜は早めに寝ようっと! あ、停電対策しとかなきゃ。充電!充電!