中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

天気が悪いので

 日本2日目。TVでは暗いニュースばっかりで段々悲しくなってきた。考えてみたら中国のTVは能天気というか、何か事件があったとしても、こんな風にマスコミが悲観的に煽る様な表現はしない気がする。TVのニュース番組って昔からこんなだったっけ?何だか最近半年に1度しか帰国しないので、どんどん日本の事を忘れている気がしてならない。

 今日の横浜地方は雨というか霙というか天気が悪く、また非常に寒かったので、丸一日家から一歩も出ずにサーバのメンテナンスの続きを行った。

 まずはUPS。今回購入したのはOMRONのBY50Sという製品。まぁUPSなんて保険みたいな物なので今まで全然対応していなかったのだが、サーバを仮想化してからというものの、ゲストOSがLinuxの場合、不慮の電断で致命的に壊れる事があるので、まずゲストOSを落としてから正しくシャットダウンさせたいな…と最近思い始めていたのだ。UPSも全体的に安くなって来たしね。今回丁度良い機会なので対応する事にした。

 基本的にハードウェアの設定は大した事無いのだが、問題はソフトウェアである。電断の後、仮想マシンから順番に落として行く様に設定する。ubuntuでACPIシャットダウンに対応するにはacpidを動かさないとイケナイ事に気付くまで結構時間かかってしまった。
 因みに、このBY50Sというのは500Wのキャパしか無いので10分程度しかモタ無いかな?と思ったのだが、ウチのサーバは一昨年の12月に試みた省エネ対応が功を奏したのか、全然電力を消費していない事が分かった。実験的にサーバ+L2スイッチ+ルータ+モデムを全てUPSに繋いだ状態でコンセントから電源ケーブルを引っこ抜いてテストしてみた所、バッテリーのみの通常運用で40分強も持ったのだ。驚きである。コレでまぁ30分程度なら大丈夫なので、とりあえずスクリプトを纏めてバッチファイルを作って、電断から20分後に自動的にシャットダウンに入る様に設定した。

 そして、次はSSDのバックアップである。このサーバは2011年の12月にシステムディスクをSSD化し、今の所24H/365日連続稼働で丸1年2ヶ月以上ノントラブルで非常に高速に安定動作している。しかしご周知の通りSSDは寿命があり、それはHDDよりずっと短い。また、HDDに比べて回転部品やヘッドの動作等、物理的に動く部分が無いため、トラブルの発生に気付きにくいし、HDDの様に徐々に壊れて行く事は少なく、ダメになった時はセクタ情報等が崩れて予想外のアドレスにスッ飛んで行ったりして、一瞬にして再起不能になる可能性が非常に高い。(故にサーバ用途では基本的にSSDは採用されていないのだと思う)
 従って、不測の事態が起きた際に直ぐに交換できる様、現在の健康な状態を元にした完全なクローンを作成する事にしたのだ。

 下の写真は丸一年以上サーバ用途としてノンストップで酷使しているSSDIntelの510シリーズ。今の所、速度および安定性ともに全く不満が無い程、素晴らしいハイパフォーマンスを発揮している。コレを一度体験するともうHDDには戻れない程だ。

 そして、今回購入したのが同じくIntelの330シリーズSSD。価格も大分安くなって来た。

 クローン作成はPCを使わずにハードウェアで行った。サスガにSSDだけあって、あっという間にクローンが出来た。

 調子に乗って、データエリアのHDDのクローンも始めたのだが、コレ2Tもあるので、激しく時間がかかった。全部で5-6時間かかったんじゃないっかな? つい今さっき全てのコピーがやっと終了した所である。

 前回はWDのCaviar Green 5400rpm/2T。今回はSeagateの7200rpm/2T。仮想マシンのディスクイメージはこのHDD上にあるので、多少なりとも速いモノに変更してパフォーマンスをチェックして見ようと思う。

 とりあえず今日はコレでおしまい。全てのHDDをリムーバブルケースに戻して、諸々の起動確認は明日行う予定。

 尚、上記状態を見てお分かりと思うが、今はメインサーバを落としている訳で、即ちそれは現在上海在住の友人達が接続できなくて困る…という事を意味するワケだ。 いくら何でもこーんなに半日以上もサーバを停止させ続けるのはマズいので、実は今はテンポラリで親父のマシンをサーバとして動作させている。サーバを仮想化するとこういう事が直ぐにできるから素晴らしい。技術の進歩って凄い(ツイて行くのは大変だけどね…日々コレ努力である(笑))