中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

リハーサルは大事!

 今日は开心果さんが3店とも定休日との事で、12日の3号店グランドオープニングパーティでのライブイベントに向けて最終リハーサルを行った。実際、現在はプレオープン中ゆえ、今日以外は普通にお客様が入ってしまうので、今日が最後のチャンスである。全ての機材が揃っている訳では無いので、やっても意味ないかな?とは思ったが、結論から言うと「やって良かった〜!」という感じである。 っつーかもしやらなかったら当日タイヘンな事になっていた。

 本日は友達のSaxプレーヤーM田氏に頼んで、彼のバンドを連れて来てもらい、フツーに大きめの音量で演奏してもらってバランスを見る…という試みだったのだが、当初ステージ上で低音が回り過ぎて何がナンだかワケわからない状態になってしまったのだ。

 浦東にある开心果さんの3号店は、ステージが結構立派で広いのだが、全面ガラス張りなので音が響き過ぎるのは容易に想像できる。ゆえに厚めのカーテンを引いてもらい、これにより全体的に結構デッドな良い空間が出来上がったのだが、実際に爆音で音を出し始めると低域が回る回る。EQで絞っても、ちょっと上げるだけで下が「ムゥオ〜ッ」とハウり出す始末。カーテンって高音域は吸ってくれるケド低域は高域程は吸ってくれないらしい。。。

 色々と試行錯誤した結果、メインPAスピーカーをステージ(ガラスの囲い)の外に出して会場側専用にしてみた。その代わり内側のモニタが絶対的に足りないので、1号店のスピーカーを2つ追加し、フロアモニタを4発構成としてみたのだが、コレが大正解だった。メインスピーカーを外に出した関係で、下が全然ハウらなくなり、EQをフラットに戻す事ができたし、ステージ内も、音の回りが殆ど無くなって、寧ろ低域がスッキリした感じがしてカナリ良い感じになった。

 最終的なセッティングはこんな感じ。


 壁はカーテンがあるので良いが、まだ床と天井がカナリ響いてる感が否めない。全面に絨毯を敷けば大分理想的になるんじゃないかな? ま、何れにせよグランドオープンは4/12なので今回はコレで行こうと思う。

 いやぁ…最初は音が暴れまくってどうにも纏まらずに苦労したが、やっぱり頭で考えているだけではダメである。全ては実験&実践あるのみですな。本番が楽しみだ(笑)