中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

Mavericks

 木曜日、晴れ。気温16度。外はいい感じに肌寒いが、今日からオフィスのエアコンが暖房に切り替わったらしく室内が暑くてタマラン。相変わらず『良い塩梅』ができない中国。暑いか寒いかどちらかのみ(笑)

 昨夜 Mac OSXの新しいバージョン10.9、通称『Mavericks』がリリースされ、即日ダウンロードが開始されたので早速落としてみた。…とは言えインストールするつもりは毛頭無い。ファイルサイズが 5Gbyte以上もあるので、とりあえず必要な時に待つ(落とし始める)のが嫌だったので先に落としただけである。

 今に始まった事じゃないが、Mac OSのアップグレードは注意が必要だ。基本的に我々が使っている様な、外部ハードウェアを接続して使う業務用ソフトはカナリの確率で『動かなくなる』か『何らかの問題が発生する』と考えた方が良いからだ。
 徹底的な秘密主義の林檎社ゆえ、サードパーティのソフトメーカーにリリースされる最新OSの『評価用のプレリリース版』も結構遅い段階で配布されるか、あるいは実際のリリースまで知らされていない事が多い様で、今までの経験から言うと大体リリース後3ヶ月くらいは各社対応に追われている雰囲気がある。大体そのくらいには、最初のバグフィックスが行われたマイナーアップデートが幾つか入るので、それくらいのタイミングまでは OSのアップはしない方が身のためだ…と私は考える。

 また、メジャーリリースの場合は、仮に現在使ってる元のOSから自動的にコンバートしてくれるとしても、基本的に『overwrite』せずに1からクリーンインストールした方が何かと安定するので、仕事のタイミングを見計らってやらなければならないからね(あるいはHDDのトラブル発生のタイミングとかね)。ウチの環境だと1から完全復帰するのに最低で丸二日。コンフィグ系の調整で落ち着くまで約丸一週間くらいかかるのだ。
 何れにせよ、プレインストールされてる新型 Macを購入した場合(これは他に選択肢が無いので仕方無い)か、あるいは使う用途として、周辺機器を一切使わない…とか Apple社が作ったアプリしか使わない…とか、人柱的に色々実験したい…という目的以外で、直ぐに飛びつくのは危険だ。(と私は経験から学んだ)

 ま、勿論新しいモノには興味があるし、直ぐに使ってみたい欲求は無い訳じゃ無いけどね(笑)
 でも、コレって恋愛と同じで、もう今は若く無いので、『冒険で得るもの』と『失う時間や労力』を天秤にかけて、いらん事はしなくなっているんだと思う。勿論こういう時間や労力が最も愉しい事は分かってるけど、分かってるが故に余裕が無い時はやらないに限る。
 …ん? っツー事は、まぁ今は常に余裕が無い…って事か? そうとも言えるな。
 きっと、こういうのを『ツマラナイ大人』って言うんだろうな。あーイヤだイヤだ。