中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

aminさんリハーサル

 木曜日である。やる事が多くてシニソーである。今週日曜日22日のホールイベントで使うオケに一部不具合が見つかったため、お昼は結構大変だった。 あちこち手を尽くしたが解決策が見つからず、ウンウン唸っていたら、トイレで用を足してる時にちょっとしたアイデアが浮かび、すぐオフィスに戻ってカメラマンのマッチーさんに電話。どうしても今日か明日の午前中までに都合をつけたかったので、半ば強引に今日の深夜にアポを取る。本日のリハ終了後にマッチーさん邸に向かう事にした。

 そして夕方から外出してファンファーレさんに向かい、22日の搬入やセッティングに関する打ち合わせを行う。今回リハーサルの時間が朝9時からスタートになってしまった関係で、朝8時半に入館では仕込みが間に合わないので、前日の深夜11時から搬入〜仕込みを行う様に変更。毎回色々と融通を利かせてくれて非常に助かっている。

 その後は aminさんのリハーサル。少し早めにセッティングに入りメンバーが来るまで個人練習を行う。今回演るのは 1930年代を彷彿させる様な古い上海の Jazzなので、独特のビートがあって、マーチでも無くもちろん4でも無く、どちらかというとスゥイングとマーチの中間?の様なビートで、2,4では無く、1,3にアクセントがあって(必然的にそこにスネアがある事が多い)普段ポピュラーばっかり演ってるワタクシにとっては結構な難題なのだ。
 久々に『譜面に齧りつき』状態の緊張感漲るリハーサルとなった。

 暫くしてプロデューサーさんと aminさんがいらっしゃったので、挨拶もそこそこに直ぐにリハに入る。決め事が多く要求レベルも結構高いので非常に緊張する時間が流れる。でも aminさんの歌はサスガだった。ピッチは正確だし声もしっかり出ているのに決して無理してる感が無く、情感たっぷりに歌い上げる。立ち位置というか歌のキャラが全くブレないんだよなぁ。プロってやっぱり絶対的に違う『何か』があるんだよねぇ。彼女の背中を見ながら演奏していてフトそんな事を思った。

 リハ終了後に打ち合わせ&片付けをしていたら既に午前0時を回ってしまった。ワタクシはマッチーさんとの約束があったので、先に失礼してタクシーに飛び乗り、マッチーさん邸に向かう。
 そして、色々と配線作業をしなおしたりしてレコーディング開始。何とか無事に録り終わったのは午前2時を回っていた。マッチーさんにお礼を言ってタクシーに飛び乗って帰宅。午前3時過ぎ就寝。
 いやぁ…忙しい日々が続く。

 aminさんライブ、明日本番です!お暇な方は是非!素晴らしい歌声です。