中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

LEDの豆球とwin8.1インストール@bootcamp

 昨夜、父が入院している病院の看護師さんから電話が入り「呼吸がだいぶゆっくりになって来ましたので、そろそろかもしれません。危険な状態になった場合、深夜にお電話差し上げるかもしれませんので予めご連絡致します」といった内容の丁寧な電話を頂いた。私も母も帰宅していたのだが、覚悟を決め、その後の事を考えて直ぐに寝る事にした。通夜は眠れないし葬儀は結構バタバタして体力勝負だからだ。

 結果から先に言うと、無事に一晩を越え、しかも今日一日も生きていた。でも、もう意識は全く戻らない様だ。

 私は恥ずかしながら『人の死に目』というのに立ち会った事が、たった『一度』だけしかなく、どうしても直ぐにその時と比較してしまうのだが、その1度というのが若くして亡くした妹で、彼女はホスピスで亡くなったため状況が今回と『全く』異なるので、今更ながら少々驚いている。
 妹が亡くなる時はホスピスから数時間前に知らせが入り、それこそ映画やTVドラマの様に、家族全員が見守る中、本当に安らかで眠る様に逝ったのだが、考えてみればこれは緩和ケアによる部分が非常に大きかったのだなぁ…と改めて感じている。

 しかし今回(個室とは言え)一般病棟に入院している父は、いわゆる延命治療が行われており、それはそれで悲惨(と表現してはイケナイのだろうが)な毎日を送っている訳だ。
 もちろん出来うる限りのペインコントロールはお願いしてるのだが、それでも(徐々に弱りつつはあるものの)思い出した様に、もがき苦しみ、暴れ、唸り続ける父を、ベッドの横で『為す術無く』ただ見守るのは、家族にとっても精神的にも中々ヘヴィーな状況である。

 しかも見てて最も辛いのは、コレがいつまで続くか分らない…という点だ。もう十分苦しんだのだから許して上げて欲しいのだが、尊厳死に関してはまだ難しい部分があるらしく、父本人がまだ意識があった頃に「生きたい」という願望が強くあった事もあり、我々の声だけでは医師は首を縦に振らない。当たり前の話だが、こういう倫理的な部分は本人の意思が最優先される。

 しかし医師本人も何時最期が来るのか分らないらしく、医師が言う『危ない状態』になってから既に一週間以上が経過している。危篤というのは何をどう判断して危篤なのか分らないが、長時間続くと危篤の緊張感が薄れるのも事実。『待つ』という言葉の響きの中には、なんとなく期待的な響きが感じられるので言い方が倫理的に正しいか否か別として、とは言え、ココ数日は待機状態になってきた感は否めない。
 我々としても疲労は隠せないため、ずっとベッドサイドに貼り付いている訳にも行かず、母と私とで交代で見に行く日々が続いているのだが、父の生命力に改めて感服せざるを得ない。ひょっとして何かを待っているのだろうか?


 さて、重い話ばかりしていても仕方無い。写真、写真!っと。
 ここ数日、夜中に連絡がある可能性を鑑みて部屋の豆球を点けっ放しで寝る事が多いのだが、それゆえ切れてしまったので LEDの電球を買ってみた。明るさはフツーよりちょっと暗めかな?でも点けっ放し用途には丁度良い感じだ。

 それと、流石に日本滞在がここまで伸びて来ると、関係各位にも多大な迷惑をかけまくっており、溜まった仕事は勿論随時処理しているのだが、それでもWindowsが無いと対応出来ないものもあるので、MacBook AirWindows8.1をインストールする事にした。
 今までは VirtualBoxを使って仮想化して Windows7を動かしていたのだが、どうしても仕事で作っている 3Dアプリケーションはマトモに動かないため、今回は bootcampである。
 本当は Windows7で十分なのだが、先日(出張前)の日記にも書いた様に、ワタクシが持ってる Windows7は 32bit版なのでドライバが対応しておらず、仕方なく諦める羽目になったのだ。それ故、今回はWindows8.1(64bit)を購入した訳だ。

 インストールは全く問題無く超ラクチン。しかも最初っから無線LANドライバも自動で入ってしまったので、その後のアクティベーションもアッというまに終了した。いやぁ…時代は変わったね。