中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

断捨離

 日曜日、連休の最終日。天気は快晴。日本の空は青い。
 今日も朝から実家の整理。本当は役所関連の作業をしたかったのだが、生憎の三連休で何一つ出来なかったので、先に家の中の整理を行う事にした。

 しかし、実家の棚や倉庫の整理を始めたら、父の物よりワタクシの物の方が圧倒的に多い。何と無駄な物が多い事! 考えてみたら、10年前に上海に行く事が決まった時、それまで一人暮らししていたマンションから荷物を一気に実家に運んだまま殆ど放置していたのだ。「こりゃ父の物よりも自分の物の整理が先だな…」という事で、まずは倉庫や本棚に無作為に突っ込んでいた書類の類いを引っぱり出して整理する事に。

 何が一番『捨てられずに困る』か…というと、今まで過去に貰った『手紙』の類いである。手紙って皆はどうしてるんだろう? 捨ててるのかな?

 コレってワタクシ『個人』のために『わざわざ割いてくれた時間』の賜物なので、ワタクシはどうしても捨てられなかったのだ。昔は Eメールとか無い時代なので、紙にペンや鉛筆で書いた訳だから凄い時間を使ってる訳だし、CC:なんて無いからあくまで1対1である。しかも書いた後からカット&ペーストなんて出来ないから、頭の中の思考がそのまま記述されている。
 なんだかそう考えると、どんな相手が書いてくれたモノでも、小説なんかよりずっと価値がある物だと思うのだ。

 …とは言え、既に 20年以上経ってるモノばかりだし、一部の紙は風化して来ているのも事実。このまま保管しておいても多分一生読み返さないだろうし、老いた母が一人で暮らす家に預けっぱなしにしておくのも忍びないので、スキャナでデジタル化して、全部捨てる事にした。

 他にも色々出て来る出て来る(笑)

 これは ZELDAのファンクラブ会報の1号と2号。あと、きどりっこ通信とか NavKatzeのファンクラブ会報みたいなのも1号から全部ファイルしてあった。どんだけヲタクだったんだろ? ワタクシこういうトコだけ無駄に几帳面で、自分で感心する。

 あと、日本青年館大ホールで歌った時に貰った楽屋花についてたメッセージカードとか電報とか。こういう風に過去の栄光!?に縋ってるトコが我ながら小さいね。だから大成できないんだな、きっと(苦笑)

 他にも、給与明細とか(驚くべき事に大学を卒業して初めてもらった初任給の明細から日本を出るまでの全ての給与明細がファイルされていた)銀行のカード利用明細とか、こんなモン何に使うんだろ? 我ながら呆れる。

 結局全部シュレッダーにかけたら、結構大きめなゴミ袋2つ以上になってしまった。

 今日は丸一日座って作業していたのでコシが痛い。嗚呼…片付けなきゃイケナイものはまだまだある。でも良い機会だ。要らないものは全部捨てて『軽く』なろうと思う。

 本当は、今日は大学時代の軽音サークルの集まりが有ったので参加しようと思っていたのだが、(ワタクシ自身は全然問題無いのだが)何となく皆の方が気を遣って彼らが楽しめなくなったら嫌だなぁ…と思って遠慮した。何と言うか自分のキモチ的には全く気にしていないのだが、世間一般的には喪に服していなきゃイケナイ時期だしね。あんまりフツーに明るく振る舞っても却って気を遣われてしまうので立ち位置が難しい(苦笑)