中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ホテルで演奏

 土曜日である。天気は生憎の小雨模様で若干肌寒い。 朝一から例によってドラム教室の講師を行う為に温故知新に向かった。今日は5コマ。サスガに食事もせずに5時間ほぼ連続で教えると疲れる。ま、楽しいから良いけどね。
 午後4時過ぎに遅めの昼食をとり、その後は伊犁路にあるフォルテホテル(福泰国际商务酒店)に行く。今日は『着物を愛する会』のパーティがあるらしく、前田Jazz Unitとして演奏を頼まれていたのだ。
 ヴォーカル教室の講師として温故知新に来ていたヴォーカルの Yukoさんと一緒に歩いて会場に向かう。歩いて行ける距離に有るので便利だ。
 会場入りしたら、いつもお世話になってるファンファーレの M松さんがいらっしゃったのでご挨拶。どうやらドラムレンタルはファンファーレさんに頼んでいたらしい。何だか最近色々なトコで良く会う気がして面白い。
 サクっとドラムのセッティングを行った。ステージはこんな感じ。ココは1Fレストランの一角に小さなステージスペースがあるのだ。


 出演時間まで2時間もあるので、我々もチョットだけ頂く。

 ステージ上では何やら『母の日』モードで子供達の撮影会みたいな事が行われていた。

 そして午後8時、演奏スタート。丸一時間みっちり演奏。(例によって演奏中の写真は無い(苦笑))ま、何と言うか可もなく不可もなく『そつなく』纏まったかな?
 結局今日は丸一日ドラムを叩いていた気がする。良く「ドラムは体力を使うから痩せるでしょう?」と訊かれるが、悲しいかな全然そんな事は無い。子供達を教えていて良く思うのだが、やはり慣れないウチは脳から筋肉を動かす様な指令を体全体に送っているから、どうしてもリキんでしまって、それゆえ筋肉痛になったりするが、ドラムって『力』で叩いている訳では無いので、慣れて来ると丸一日でも叩いていられるのだ。
 勿論、他の楽器に比べれば身体を動かしている量は多いから有酸素運動?的に汗はかくので、そういう意味では痩せるかもしれないが、何につけライブ後のお酒が美味過ぎて、使ったカロリー以上を接種してしまうんだな、コレが。ま〜ったくダメ人間炸裂である。

 ライブ終了後は楽器を片付け、Saxの前田さんのお友達の韓国人美女達と一緒に温故知新に戻って軽く打ち上げ。

 何と言うか、若い女の子達は世界中共通らしく5人も集まるとカシマしい(笑)韓国語で楽しそうに話している姿を見ていると、字幕無しで韓流ドラマを観ている様で面白かった。
 前田氏がピアノで連弾しているのを見てフト思ったのだが、最近アジアの緊張感に関し悲しいニュースばかり放映されているが、こうやって、中国で韓国人と日本人が楽しそうに連弾してたりするワケで、個人レベルで考えれば、あくまでヒトとヒトの関係だし、イガミあってるヒトなんて殆ど居ないので、国家レベルでも何とか仲良くして欲しい物だよホント。