中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

Coral Bar

 早くも木曜日である。一週間が異常に早い。ひょっとしてワタクシの体内時計が遅くなり始めてるのだろうか?いやはや加齢ですな(苦笑)
 一日が終わって、眠る直前にイツモ「今日も殆ど何も出来なかったなぁ…」と感じるのだが、細かく考えてみるとナニナニ結構な量の色々な事をコナしていたりするのだ。何でこんなに慌ただしく『翻弄されてる』感を感じてしまうのだろうか。きっとコレ、被害妄想に近いな…。へんなの。

 最近、夜に息子の相手を全然してあげられないから、朝に早起きして少しだけ息子と遊ぶ様にしているのだが、子供というのは時間の概念が希薄で、自分の感覚が全てで、それが『心』の中心に有るわけだ。計画とか、後ろの予定とか全く気にしないから、何につけ凄い集中力を発揮するのが面白い。っつーか非常に羨ましい。

 さて、お昼の仕事はシゴトでキッチリしっかり。先般撮った結構膨大な動画データの編集を行う。ペンディングの案件について色々と考えを纏める。

 夜は一旦帰宅して食事をとり、その後、地下鉄とバスを乗り継いで久々に古北の黄金城道まで行く。今日は Coral Barのママと、Jazzヴォーカリストの YUKOさんと3人で打ち合わせがあるのだ。どうやらこの店でも Jazzのライブを演りたいらしいので色々と相談に乗る。

 道中、南京西路の駅前にあった吉野家が潰れててびっくり。昔、某 K社時代に良く通ったのでココが無くなっちゃうのはチョット惜しい。

 そして地下鉄2号線で中山公園に向かう。

 相変わらず電飾ピカピカ、フチ取りギラギラの変な建物ばかり。この国の住民は本当に光でフチ取りするのが大好きらしい…。


 昔古羊路に住んで居た頃に良く使った『737』路のバスに乗って、暫し外を眺めていたら、公園で中年カップルがダンスを楽しんでいた。上海では、夜の公園でこういう社交ダンスみたいなのをやってる人が非常に多い。面白い様に皆『中年』の方々。でも幾つになっても楽しみがあるって良いよね。

 そしてバス停から少し歩いて、Coral Barに到着。

 地下三階は涼しく、相変わらず『隠れ家』的でとても落ち着く。

 気付けばカウンターの奥にバド仲間の O本さんが一人で飲んでいたのでご挨拶。いやぁ…世の中狭い(笑)
 そして、とりあえずハイボール飲みながら Yukoさんを待つ。「この一夏、ビールを我慢できるだろうか…」なんて考えながら。

 午後9時半過ぎから店長を交え色々と打ち合わせ。店は結構広いのだが壁が多いので、もしココでJazzを演るならば、意外とお客様からの死角が多く、ステージ場所を決めるのが結構難しい。とは言え「まぁココだろうね」という場所は一つしか無く、しかも別系統で照明の調整が効くので、そこを中心に考えて色々と相談した。
 まずは小ぢんまりと『演ってみる』事。最初っからお金かけて色々機材買い込むのは良く無いので、小さなトリオで一度演ってみる事で落ち着いた。
 6/7が店長の誕生日らしいので、この辺りに最初のライブを入れる方向で調整する事になった。ちょっと楽しみだ。