中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

浅水湾 q-houseにてライブイベント

 日曜日。国慶節的には10/1〜10/7なので、連休中ではあるのだが、ワタクシはお仕事である。朝一から宜昌路 x 江宁路にある『浅水湾文化艺术中心』に向かう。今日はメイン業務のイベントがあるのだ。日本から某アーティストを招聘してのライブである。
 q-houseは設備も良いしオペレーターの技術も高いので非常に安心感がある。今回は久々に『叩き』(ポン出し)をワタクシ自身が自前の機材でオペして行うので少し緊張した。

 使用した audio I/Fは、例によって、個人的に全幅の信頼を置いている Rolandの『OCTA-CAPTURE』を利用。USB系のI/Fは不安定な物が多い中、コレは一度もコケた事が無いし、何かトラブってもフェールセーフが効いていて一切ノイズが発生しない方向で停止する所も気に入っている。
 オペは MacBook Air上で Sony Creative Media製の『SoundForge Pro for Mac ver.2』を利用してポン出しする。
 オケ物のポン出しは、中国の現場では良く iTunesをそのまま利用している業者が多いのだが、ワタクシは今までの経験上、波形が表示されて波形の上でロケーターが動いている方が、楽曲ポジションと音の大きさが目で見て確認できるので(精神衛生上良いため)Mac版の SoundForge Proを使う事が多い。
 しかし SoundForgeの Mac版は Win版のそれとは全くの別物で、非常に出来が悪く(カスタマイズが殆ど出来ず痒いところに手が届かないので)そもそも大嫌いなのだが、波形編集用途『以外』で考えれば(プレイバック専用として考えれば)表示は判りやすいし比較的コケ難いので、結構使えると思っていて、特に Version2になってから動作も若干軽くなった気がしているので利用率が高い。
 このソフトは1イベントで使用する全ての楽曲を全部メモリ上に乗っけて『タブ』で管理できるので、エンドに空白が無い楽曲でも突然次の曲の頭が出てしまう様な事故もないし、次の曲に繋ぎたい時は1曲目を再生中に次の楽曲のタブを指定して待機しておけば、スペースキー1発叩くだけで直ぐに次の曲が再生される所もナニゲに気に入っている。
 また、表示系はそこそこカスタマイズ出来るので、ワタクシはいつも下半分に Peakメーターと VUメータを同時に表示させている。ライブ等では VUの振り方の方が音量コントロール的には参考になったりするからだ。
 まぁ波形編集ソフトなのに、プレイバック専用としてしか使わない、というのも如何なものかと思うが、使える用途があるだけまだマシか(苦笑)ワタクシに買われて少々不憫な思いをさせているかもしれない。


 リハーサルは特にトラブルも無く、良い感じにサクっと終了。メディアの取材待ちにようやく一息付けた感がある。

 本番も大入りで良い感じだった。諸々の権利の問題もあるので、お姿が見えない写真で雰囲気だけでも!

 そして終了後は楽しい打ち上げ!

ブログランキング・にほんブログ村へ