中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ハーイ・ハニーさん上海公演

 土曜日である。今日は丸一日、日本からいらっしゃっているミュージカルバンド『ハーイ・ハニー』さんの上海公演のPAサポートである。
 今回のツアーファイナル・最終公演の2公演のPAを担当する事になったのだ。昼の公演と夜の公演で 2カ所あるので、朝から結構タイヘンだった。
 まず朝一に機材を纏めて开心果の本店に向かう。そして午前中から仕込み〜リハーサル。パーカッションとピアノとヴォーカル 4名という少々変則的な構成なのだが、サスガミュージカル楽曲を演奏されるバンドゆえ、全員声量があるので非常に音は作りやすかった。
 そして、お客様のランチ終了を待ってから午後1時過ぎ、ライブスタート。

 昼の部はファミリーコンサート的な色合いもあり、お子様達の姿が多かったので、「みんなのうた」から非常に懐かしいナンバーを演ってくれた。途中でダンサーさんが赤鬼と青鬼となって踊り出す。


 思わず「つのつの一本赤鬼どん♪ つのつの2本青鬼どん♪」と一緒になって歌ってしまったのは言うまでも無い。
 そして途中休憩を挟んで2部も良い感じに進んで行き、アンコールではあの名曲で終わる。素晴らしいハーモニーだった。何より全員の表情が良い。ライブ中の『顔』ってダイジだね。

 最後は今回メンバーでもあり、彼女らを上海に招聘した明奈ちゃんから皆さんにご挨拶。

 そしてワタクシは機材を片して持ってきたマイク類を回収して、タクシーに飛び乗って夜の部の会場へ。夜はイツモのYESTERDAYである。先に一人で乗り込んでテーブルを動かしてステージを作り、その後倉庫から機材を引っ張り出してきてセッティング。何とか午後6時半からのリハに間に合わせられた。

 そして集客も良い感じで満席になり、予定通り午後9時からショーのスタート。昼とは打って変わって大人っぽい雰囲気で始まる。


 ココのお客様は、日本人、欧米人、中国人と様々である。ゆえに日本語で歌うミュージカル曲で共感を得るのはナニゲに敷居が高いが、でも皆さん歌が非常に上手いのでお客様は自然と世界感に引き込まれていった。

 途中の MCでは、パーカッションの明奈ちゃんがヤクルトの瓶とお米を使った手製のシェイカーの説明などをしていて面白かった。

 そして午後11時過ぎ、全てのショーが終了。そのまま皆で打ち上げ。友達の Liさんと Yukoさんが来てくれていたので折角だから一緒に打ち上げ。店長が羊肉串をご馳走してくれて喜ぶメンバー達。

 いやぁ…長い一日だったが、楽しかった!
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