中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

予定の角度

 月曜日、昨夜は息子を寝かしつけた後、自分の部屋に戻ったは良いモノの、あまりに眠かったのでそのままベッドに潜り込んで 10時過ぎには寝てしまったので今日はチョット寝過ぎである。でもお陰様で体調がスコブル良い(笑)
 最近フト思うのだが、昔は数ヶ月〜数年先まで自分なりに大凡の予定を立てて手帳に記入し、それに従って行動するのが当たり前だったが、中国で暮らす様になってから、予定というものの予定性というか曖昧さについて思い知らされる事が多く、殆ど『数日先』しか見ない暮らしになってしまった。
 日本の常識に当て嵌めると、大の大人がこんな風では実に情けない、計画性の無いダラシないヒトの様で少々恥ずかしいが、日本の常識って、大前提として『約束は守られるモノ』という基本があるから計画が立てられるのだと思うワケだ。
 それに比して、中国は何につけ気分次第というか、お上の都合によって法律ですらあっという間に変わってしまうので、基本的に『約束』というのは8割くらい守られればカナリ良い方で(あくまで経験則ですよ)、どんな場合でも多かれ少なかれ臨機応変な対応を求められるので、緻密な計画を立ててもその通り遂行される事が実に少ない→故に計画がアバウト→故に何もカモが『行き当たりばったり』という悪循環が生まれているのだと思う。
 …とは言え、コレでこの巨大な国が回ってるという事実がこの国のスゴい所で、考え方を変えると、ワタクシの様なダメ人間にとっては、結構ラクチンだったりするわけだな(笑)
 何というかハンドルの『遊び』みたいなモンで、ちょっとやソッと動かしてもビクともしない(そもそもヒトの言うことや報道されてる情報を基本的なスタンスとして『疑って』るし、直ぐには信じない)様になるし、仮に何か大きなトラブルがあっても『まぁそういう事も起こりうるわな…』という感じで、一々ビビらなくなるワケだ。
 『不測の事態』という単語は、起こりうる事象を予め予測して対策を講じているから、予測していなかった事態に対して激しく驚くワケで、そもそも何も予測していないで毎回行き当たりばったりで挑んでいる中国人にとっては、言ってみれば毎回『腹を括って!?』物事に向き合ってるワケだから強い。っつーか何につけビビらない精神力が有る(様に見える)ワケだな。だから太々しく映るのかもしれない。
 あれ?何のハナシだっけか? あ、そうそう計画性のハナシだったな。そんなワケで、ワタクシも仕事上は日本の顧客が多いので、数ヶ月〜1年先くらいまで見ているが、ことプライベートのハナシになると、せいぜい先一週間くらいしか見ていない。いや、正直に言うと先2~3日しか見ていない今日この頃(苦笑)「この日に頑張って徹夜して次の日に休もう」なんて計画しても、往々にして次の日は息子が暴れて眠れない…とか、妻の仕事の関係で電話で叩き起こされるとか?色々あるので、最近は、欲望最優先で、寝たいときは後先考えずに寝る事にしている。
 コレはコレで結構楽しいのだ。

 さて、写真は例によって本文とは全く関係ない。会社の近くで公安の車が列を成して路駐している図。最近『サイコパス2』にハマってる関係で、パトカーの横に漢字で『公安』と書いてあると萌える。

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