中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

ギター購入とハンドパンライブ

 金曜日である。やる事が多くて卒倒しそうだ。仕事は早めに切り上げまずは、金陵东路にあるイシバシ楽器に行く。今週末のライブで使用するギターのサブとしてYESTERDAYに置いてあるワタクシのギターにピックアップを装着しようと試み、まずはそこそこ良いピックアップを購入しようと思ったのだ。(フットレストも無かったしね)
 そして顔なじみのT中さんやD井店長らと色々とハナシをしていたら、良いピックアップはそれだけで1,500元もするじゃないか(汗)良いのになると2,000元を越える。店に置いているギターは本体が1,000元程度なので、コレに2,000元のピックアップを装着するのは本末転倒?な気がして、フト店内を見回せば、2,000元も出せば結構フツーに良いエレアコが有るじゃないか(笑)
 失礼を承知で目に付いた YAMAHAFenderを色々と試奏させてもらう。単体で鳴らすと YAMAHAの方が好みの音がするのだが、ピックアップを通してアンプから出力すると、YAMAHAはどうも『プラスティッキー』で、好みの音からは程遠い。まぁ値段から考えてみれば必要十分だし、これはコレで有りなのだが、、、
 まぁダメもとで、同じ価格帯(…とは言え徐々に高くなるのだが)の Fenderを試奏してみたら、単体で(生音で)聴くと結構線が細くて繊細なイメージがしていたのだが、ナニナニさすが Fishman!?のプリが付いてるだけあって、アンプを通すとナチュラルな割に結構『腰』の有るパンチの効いた良い音がするでは無いか(驚)
 最終的に YAMAHAとこの Fenderと2本で候補を絞ってウンウン唸りつつ弾き比べ、生音は YAMAHAの方が好きだけど自分の用途としてはあくまでライブのサブギターなので、ラインの出音が良い Fenderを購入してしまった。結局最初の予算はカナリオーバーしてしまったが…妻には内緒にしておこう(笑)
 全ての弦の全ての音階に関してチューナーを借りてオクターブチューニングを確認したのだが、そこそこ正確だった事が、購入の意思に拍車をかけたのは言うまでも無い。(安いギターは往々にしてピッチが甘いのだが、コレはシッカリしていたので、直感的に『当たり』フラグが立ったのは言うまでも無い)


 マイクを買いに行った筈がギターを買ってしまったなんて、何だか本末転倒な気がしないでもないが、良い買い物が出来て嬉しい(笑)

 その後はタクシーに乗って YESTERDAYに寄り、ギターを置いてマイク類の機材を持って一路カイシングオへ。今日は『ハンドパン』で有名な『Liron Man』さんのライブが有るため、例によって PAエンジニアをする約束だったのだ。
 そして、午後5時くらいからセッティングを開始。今回はハンドパン用に X-Y型のコンデンサーマイクを利用するので EQはかなりシビア。
 リハも無事終了して本番開始。お客様は大入りで満員御礼。いやはや有り難い!

 ゲストに二胡の潘丽さんも入り、演奏にも熱が入って良い感じである。

 午後11時過ぎ、無事に演奏は終了。二胡奏者で友人でもある潘丽が「やっぱりあなたのPAが最高よ!」と言ってくれたのがナニゲに嬉しかった。
 とりあえずビール片手に賄い飯を頂いていたら、ギタリストのマルケンさんから電話が入り、なんでも今シンガーソングライターのモリシゲさんと飲んでるらしく、今からYESTERDAYに行く?みたいなハナシをしているので、折角だからワタクシも早々にココを引き上げ、YESTERDAYで同席させてもらう事にした。アコギのプロ!?の二人に今日買ったギターを見せたかったしね(笑)
 そして午後11時過ぎからモリシゲさんとマルケンさんと3人でYESTERDAYで飲む。早速今日買ったばかりのニューギターを自慢気に!?お二人に品評してもらった。サスガに 10倍以上の価格のギターを使ってるお二人にコレを見せるのは忍びなかったが、でも総じて結構良い点を貰えたので良かった。やはりワタクシの目に(耳に?)狂いは無いらしい(笑)明日メインで使ってみようかな。

 そして気付けば午前2時近くまで飲んでいた。いやはや。明日も朝一からレッスン有るのになぁ。。。でも愉しい夜だった。
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