中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

変な人形とポートマン

 日曜日、上海は雨。今日は寒かった〜。気温は 22度くらいしか無い。もう7月だと言うのに何でこんなに寒いんだろ? 長袖のシャツで来たのだが、まだ足りないので上着が欲しいくらいだった。
 午後から打合せがあったので、歩いて上海商城のあるポートマンリッツカールトンホテルに行く。途中、南京西路を歩いている際、plaza66の前に変な像をみつけた。なんか可愛い。

 そしてポートマンリッツカールトンホテルのロビーで待ち合わせ。照明や花がナニゲに凝っている。

 この写真を撮った5分後くらいに事件は起きた。中国人の子供(多分4〜5才)の少年がやってきて、この花瓶の置いてある台の上に乗っかって遊び始めた。
 写真では分かりにくいが、花瓶の置いてある部分には水が流れており、つまりきっと滑りやすい筈だな。保護者と思われる人も周りに居たので、まぁ大丈夫だろう…と思い、とりあえずそこから目を離していたら、暫くして「がっしゃーん!」という大きな音と共に子供の泣き声が! どうやら一つの花瓶と共に転んだらしい。 倒す現場を目撃していなかったので、どういう状況かは分からないが、多分花瓶に捕まって上ろうとして倒したのでは無いだろうか。見るからに重そうな花瓶ゆえ、子供も多少ぶつけた様だが大きな怪我は無さそうだったのだが、とにかく音に驚いたのか大泣きしていた。もちろん花瓶が割れているので周りは水浸し。暫くしてホテルの担当の女性が来てその保護者と色々と話をしていたが、面白かったのは、子供の両親と親戚のおじさん?が、寄ってたかってホテル側に対して最初から逆ギレに近い怒り方をしていた事だ。多分(会話内容まで聞こえなかったので想像なのだが)こんな所に柵も無く「入らないで下さい」的な看板もなく、こんな物を置くなんて危ないじゃ無いか!的なクレームの様だった。
 日本って、謙遜の文化なので、まず「花瓶割っちゃってごめんなさい」的な話から始まるんじゃないかな?…なんて思ったのだ。 日本的な思考としては、これはデザインの一つとして配置してあるのは明白だし子供から目を離した保護者の方が悪い…と考えてしまう傾向が有ると思うのだ(少なくとも私だったらそうだ)
 ま、勿論どちらが悪いと言い切れない状況ではあるが、アプローチが真逆な所が興味深かった。
 いやはや所変われば…でありますな。
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