中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

AAXへの道(何度目?)

 水曜日、上海は曇りのち雨。
 昨夜、ちょっと自分の作った昔の曲の探し物をしていて、DVDから引っ張り出して古い ProToolsセッションファイルを開きまくっていたのだが、最近すべてアプリの環境を 64bit化してしまった関係で、一部開かないファイルがあって愕然とした。
 いやぁ…トータルリコールできるからこそデジタルは便利なのに、「PCなんだから何時だって戻せるだろう」と完全にナメてしまっていた事を深く反省。考えてみたら制作環境が 32bitから 64bitになり、今じゃ RTASが一切使えないので、すべてのプラグインを AAXにしなければならないのだ。しかも Logicまで 9から Xにアップしちゃったモンだから、本気で 32bitプラグインが全部使えなくなってしまった。まぁ最近は代替として使える良いプラグインが多いので、それらを使ってある程度は元に戻せる…と思って油断していたのだが、ついに壁にぶち当たってしまった。
 今回、とある楽曲のドラムのトラックがどうしても必要なのだが、当時 digidesign (air)の『Strike』というプラグインが好きで多用していた関係で、ドラムは全てこのプラグイン内でパターンまで組んでいたので、パラのデータどころか MIDIすら残っていないのだ。自分で作ったパターンを呼ぶだけの4小節に一回くらいしか変化しない簡単な MIDIデータのみ残っている始末。
 うんうん唸って暫く悩んだが、この時間こそ勿体無いので、AAX版(64bit)にバージョンアップする事にした。Websiteを見ると、なんと avidのサイト内とは別に air専門のサイトがあり、そこで $129.99ドルで Instrument Expansion Pack丸ごとアップグレードできる旨の記載があったのを発見。しかし『Upgrade Now』のボタンを押すと、なぜか正規価格の 299.99ドルに強制的に代わってしまうでは無いか。。。こりゃサイトのバグなのか何なのかわからないが、とりあえず古いバージョンを持っているので、テクサポに英語でメールしてみた。
 すると向こうは昼なので直ぐに返答があり、暫く英語のメールでのやりとりを行う。どうやら、avid(digidesgin)と、この air社は今は直接繋がっていないらしく、ユーザーの情報共有がされていないらしい。そこで色々とシリアルやら、古い購入証明が必要となった。しかしワタクシがコレを買ったのは既に5年以上前ゆえ、当時の E-mailは HDDがクラッシュして残っていない。そんな訳で、ナケナシの英語力で色々と説明し、とりあえず元のオリジナルディスクと S/Nが残っていたのでコレの写真を送り、なんとかディスカウントクーポンコードをゲットできた。いやぁ…古いパッケージは保管しておくモノですな。

 もともと貧乏性なので、昔買った高いソフトは捨てられずにオリジナルディスクを保管していたのだが、まさかこれが役に立つ日が来るとは思わなかった(笑)

 そして、今日は朝一からずっとダウンロードをかけっぱなしで出社したのだが、帰宅してから恐ろしい事に気付いてしまった。今朝はちょっとボンヤリしていて、日本の実家 proxyを通っている方のブラウザでダウンロードを開始してしまったのだ。つまりこの巨大ファイルを一旦実家経由で上海に送信した事になる。
 実は日本で契約しているメインのプロバイダには制限事項があり、不正な踏み台サーバを阻止する理由で 24時間以内に 15Gbyte以上の『送信』があると、通信制限がかかって下手すると完全に止められてしまう仕様(契約)になっているのだ。
 帰宅してからダウンロード状況を確認すると、既に 25Gbyteを越えていた。あ〜あ。今夜の深夜0時から暫く止められるぞ、こりゃ。コレ解除するの面倒なんだよなぁ…。
 我ながら注意力散漫で泣ける。ま、後悔しても仕方ない。明日国際電話で理由を説明しよう。なんとか強制退会にならない事を祈るばかり。。。
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