中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

早起きしてホール視察

 金曜日、上海は晴れ。いやぁ…珍しくスカっと晴れわたりとても良い天気だった。気温も20度近くまで行ったんじゃないかな?昼間はとても暖かかった。
 さて、今日はワタクシにしては珍しく早起きして上海の外れの方にある杨浦地区まで出かけた。弊社主催のとあるイベントの日程がなんと複数の他社さんイベントと丸カブりで、市内の著名なホールは殆ど押さえられてしまったがために、別の場所で上演できる場所をアチコチ探し回っているのだ。
 早起きしたので、イツも渋滞しているウチの近所の道路も殆ど車が居なかった。

 天気は良いんだけど、やはり PM2.5は有るらしく、遠くが霞んで見えた。

 そして地下鉄を乗り継いで8号線で北上し『黄兴路』という駅までやってきた。8号線でこんなトコまで来たのは初めてだ。

 駅を降りたら目の前に黒板が並んでいて何かのスローガン?みたいな物が書いてあった。なになに世界衛生日?綺麗にしてハエや蚊を寄せ付けない様にしましょう?的な事の様だ。

 そしてホールに到着。早速視察である。諸々の都合!?とは言え、朝の9時前からこんなトコまで来てホールの視察をしているなんて何だか不思議な気分だ。環境は悪くないが実に中国的な色合いのホールである。

 スピーカーは結構な年代モノだった。

 ほんと赤とか金とか好きだよねぇ…。

 二階席は VIPルームになっていて、どうやらそれぞれ個室になっているっぽい。面白いなぁ。

 ステージ上からの眺めはこんな感じ。なかなか壮観だ。

 ホールの見た目は立派なのだが、色々と確認していくと、ステージ上の巨大 LEDスクリーンの品質があまり良く無かったり(どうもアナログで送っているらしく縦横比も微妙に違って潰れてるし、1区画縦線が入っていたり一定時間毎に横方向にノイズが乗ったりする)、上から吊ってるラインアレイスピーカーシステムは右側のツイーターだけ見事に飛んでいて高音が出ないから全体的に左に寄って聴こえたり…と、色々と『中国あるある』こそ有ったものの、まぁ我々が別の業者を使って持ち込んでしまえば良い事なので、なんとか使えそうである。
 なにはともあれ良かった良かった。やっぱ早起きは三文の得?かもしれない。(おかげさまで午後は眠くてシニソーだったが…)
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