中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

そしてドラム三昧の土曜日

 土曜日、上海は晴れ。気温は23度くらいまで上がったらしい(ずっと室内に居たので分からなかったが)やっと春?になったのかな?このまま暖かくなって欲しいモノだ。
 朝から静安寺の YAMAHAに向かった。本日も朝11時からドラムレッスンなので、早めに行って部屋のセットアップを行った。グループレッスンゆえワタクシ(講師)を中心に輪になって練習パッドを並べる。

 そしてエレドラは YAMAHA DTX700。以前から「どうもベロシティに癖があって妙だなぁ」…と思っていたので、今日は思い切ってマニュアル片手に一度ファクトリーリセットをしてみたら、あっさりと直ってしまった。なぁんだ、単に以前誰かが変な設定をしてしまったらしい。

 もちろん生ドラムもちゃんとセットする。中国国内のヤマハ音楽教室はどうやら殆ど全ての教室でエレドラ(電子ドラム)のみで行っているらしく、生ドラムが置いてある場所はココだけらしい(まぁワタクシが我が儘言って置かせてもらっているのだが…)

 午前11時、レッスンは時間通り開始。今般ワタクシのクラスに集まった生徒さんは何気にレベルが高くて、フツーだったら2コマ分はかかるであろう内容を1コマでアッというまに習得してしまうので少々驚いている。人は誰しも簡単に出来てしまう事ばかり演らされると飽きてしまう。…とは言え講師としてはこの辺はとても大事な部分なので『半歩』だけでも前に進めつつ続けたいと常々思うのだが、そういう時に YAMAHAのテキストは良く出来ていて関心する。オリジナルを少しだけアレンジしてヒネった事を演らせる様に出来ている訳だ。頭で解っていてもホントちょっとした事で一気に崩れて出来なくなるので、生徒のみんなは額に汗を浮かべて頑張る訳だ。いやぁ…中々スリリングで楽しい。フト「そうそう、こういう時期あった〜」と頭の中で思い出して笑ってしまった。


 そして YAMAHAでのレッスン終了後は地下鉄を乗り継いで温故知新に向かう。午後からはココの上海摩耶音楽教室で個人レッスンが有るのだ。毎週土曜日は二つの教室でほぼ丸一日ドラムを教えるから結構タイヘンだ。
 本日は4コマ4名。終わったのは午後6時。
 レッスン終了後は、先週に引き続きココで使っているワタクシのドラムセットのメンテナンスを行う。先週は時間が無くてバスドラムだけしか手入れできなかったので、本日はハイタム(12inch)とミッドタム(13inch)の手入れだ。まずはタムホルダーから外して皮を外す。

 そして増し締め。

 その後はクロームパーツに油をひいて磨き上げる。うーん綺麗になった!

 皮を張り直し、改めてちゃんとチューニングしてタムホルダーにセットして叩いてみたら、無茶苦茶良い音になった。すげー!我ながらびっくり。こんなに違う物なんだねぇ。全然違うので感動した。いやぁ惚れ惚れ。嬉しいなぁ。
 楽器はやっぱり、ちゃんと手入れしてあげないとダメですね(笑)
 今回も時間が無くて2タムしかメンテ出来なかったので、残るはフロアタム。フロアは来週時間があったらやろうと思う。
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