中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

あちこち動き回る日

 木曜日、上海は晴れ。久々の快晴である。気温は27度まで上がった。昨日まで涼しかったのに急に暑くなりジェットコースターの様な気候なので、寝てる時の布団とか困るんだよなぁ。
 さて、今日は朝一からヤマハさんである。見上げてみたら上の方に何だかガールズバンド風な広告が出ていた(いつからだろ? 今まで全然気付かなかった)

 中国でも LM(軽音楽)方面に興味を持つ若者が増えてきたのかも知れない。我々 PMS講師にとってはとても良い傾向かもしれない(笑)

 そして今日は朝からココで PMSドラムコースの講師研修である。ワタクシが先般受けた日本の講師による研修内容を中国人の講師達に伝授する、いわば伝道師!?となる訳だ。

 いやぁ…結構タイヘンだった。相手は全員フツーの現役講師なのでワタクシよりも上手いヒトも居るワケで、しかも中国の講師は往々にして独自の教え方に自信を持っているヒトが多いのが常である。そんな中、全部中国語で伝えなければならないのだ。中には若くてトガった先生も居るから自分のポリシーと違う方向から教えるとちょっとした反発?じゃないが、そういうのも有るワケで(自分が逆の立場なら同じかもしれない)そういう部分の質問というか意見に対して、一つ一つ論理的に答えて教え諭さなければイケナイ。例えば「そういう順番で教えるのがヤマハの決まりです」と頭ごなしに言ってしまったら反発するに決まっているからだ。反発は不信感に繋がり最終的には研修自体全然聞く耳を持ってくれなくなってしまうからね。
 気付けば、あっという間の3時間半だった。ずっと喋りっ放しで喉が痛いが、まぁ何とか伝えなければイケナイ部分はちゃんと伝えられたんじゃないかな? 講師を教えるのは生徒を教えるのとは全然違った緊張感と責任があるので(特に譜面の読み間違いとか絶対許されないしね)激しく疲れたケド良い経験だったかな。
 彼らにとっては研修講師(私)が、言葉もヘタクソな日本人の『オッサン』だったのが良かったのカモしれない。これが自分より年上のヒトを教える立場だったら…想像しただけでオソロシイ。多分日本国内ではそういうシチュエーションも有るんだろうなぁ。
 スタジオを出たのが午後 2時前、腹が減ってシニソーだったが、殆どのレストランが閉まってしまったので静安寺の久光まで行って久々にカレーをたらふく頂く事にした。疲れた時は肉・肉・肉!(笑)

 食後は会社に戻って、暑いのでアイスクリーム片手にフツーにお仕事。交渉事が多くて知恵熱が出そうだ。そして午後7時半過ぎに会社を出て一旦帰宅。そして軽く食事をした後、先日YESTERDAYのスタッフの女の子に頼まれていた PCの修理が完了したので、その PCを持ってイツモの店に寄って渡し、そのまま一杯も飲まずに直ぐにガーデンホテルのジムに行く。ジムの閉館時間ギリギリだった為、お風呂だけザッと浸かってようやく一息付けた。そしてイツモの店に戻って冷たい生ビールを頂いていたら、隣でカウンターで一人で飲んでいたハリソンフォード似のイギリス人の紳士(多分60代)に話しかけられたので暫し英語でコミュニケーション。彼はデザイナーらしく、ジャガーの E-Typeの魅力を熱心に語ってくれた。
 上海に居てもウチの奥さんは日本語できるし、会社のスタッフ達もウチの部署は殆ど全員日本語ができるので、普段は日本語ばかり喋っているが、今日は何だか一日の半分以上中国語や英語をしゃべっていた気がする。やっぱり語学は使わないとダメになるね。もっとちゃんと勉強しなきゃなぁ…。反省反省(でもこの反省は長続きしないんだなイツモ…)
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