中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

バスドラムのオープン奏法は難しい。

 土曜日、上海は雨。今日は何だか丸一日雨が降っていた。なんなんだろコレ?毎週土曜日に雨が降るのは、もうイイカゲン止めてほしいなぁ。。。
 さて、今日は午前中のヤマハのレッスンがお休みだったので朝は比較的ゆっくり…したかったのだが例によって息子に起こされて振り回されて午前中が終わる。
 そして午後からは伊犁路x虹桥路にある温故知新で個人レッスン。今日はお休みが多かったので3コマ3名。それ故空き時間に自分の練習。いやぁココに置いてあるヲレのドラムはやっぱ格好良いなぁ(笑)

 ドラムはやはり足がダイジなので、今日もツインペダルの練習がメイン。いつもはディパックでツインペダルを運んでいたのだが、今日は雨が激しかったのでキャスター付きのスーツケースで運んだら思いのほか楽チンだった。こりゃいいわ今後ペダルはスーツケースに入れて運ぼうかな。

 今日の個人的テーマはバスドラムのオープン奏法。普通のロック〜ポピュラーの場合、バスドラムは基本的にビーターが皮に付きっ放しでミュートしながらカカトを上げて叩くクローズ奏法(ヒールアップ)が基本なのだが、こと Jazzの世界では敢えてカカトを落としてビーターを皮から外してサスティンを生かす『オープン奏法』というのが有り、コレが自在にコントロール出来る様になるとバスドラムをミュートした状態とサスティンを生かした『ドゥーン』という伸びた音を使い分ける事が出来るので音楽の幅がメチャメチャ広がるのだ。しかしカカトを落とす(ヒールダウンする)と、音量が下がってしまうので、なかなか難しい。音量を落とさずにオープン奏法する方法を約2時間くらいかけて色々と研究した。
 コレが一般的なクローズ奏法。ベードラの皮がクリアヘッドゆえ分かりにくいが、叩いていない時はカカトを上げ、足の重さでビーターが皮にピッタリくっ付く様に押し付けているのが通常の『待ち』の状態。皮に映った影を見ると分かると思う。

 そしてコレがオープン奏法。『待ち』の状態では皮からビーターが離れている。コレが実に大変なのだ。音量を稼ぐためにはカカトを上げなければイケナイのだが、この状態だとキックを叩いていない間じゅう、ずっと右膝を上げっ放しでキープしなければならなくなるので無理がある。そこでカカトを落としたヒールダウンの状態で待って、叩く直前にカカトを上げて叩き終わった時点で一瞬にしてまたカカトをつけてビーターをリリースし、サスティンが出る様にしなければならない。

 文字で書くと簡単なのだが、コレが難しいのだホント。右足の付け根がツリそうになりながらも頑張って練習。コレができるのとできないのじゃ表現の幅が雲泥の差だからね。
 さて、明日から定期検診のための一時帰国だ。例によって朝6時前に起きなきゃイケナイので大変。頑張れヲレ!
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