中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

iPhone7用のヘッドフォンアダプタはカナリ使える

 火曜日、上海は曇り。丸一日ドヨーンと曇った一日だった。今日は清明节の連休最終日、中国は祝日なのだ。しかし丸一日家に引きこもっていたので外の気温はワカラン。
 さて、今日は諸々溜まった修理の日である。まずは去年の夏に行われた野外イベントにて、雨に打たれて死亡した MacBook Airの修理である。当時の日記にも書いたが、キーボードの隙間から水が入り混んで内部でショートしたか何かで全く起動しなくなってしまったのだが、内部の SSDを取り出してデータだけは救出できたのは良かったものの、なんとなくこのまま捨ててしまうのが不憫でとりあえずキープしていたのだ。
 そして本日ありとあらゆる手段を講じて何とか無事に修理完了。いやぁ…起動しましたよ。無線LANカードが死亡してしまったけど、それ以外は何とかマトモに動かす事に成功した。せっかくなので sierraクリーンインストールAirなのに有線専用機?というのも妙だが、まぁ使えないよりはずっと良い(笑)

 色々考えたが、コレは音響現場専用マシンにしようと思う。物理的な重さも軽いし、一応 SSDは 512Gbyte有るので音源系は余裕がある。それにクリーンインストールした事によって安定性は増したので余計なアプリを入れずに音源再生系のアプリと、マルチ録音用の Logicだけ入れる事にした。あと勿論 X-Air XR18用のコントロールアプリね。iPadコントロールのミキサーは、無線トラブルが怖いのでバックアップ用の有線接続のマシンが必要だしね。そういった意味でも軽い有線専用マシンは用途的にちょうど良い。
 そんなこんなで、このマシンの修理とインストールでほぼ丸一日潰れてしまったがカナリ有意義だった。あとはピンが折れてしまったネットワークケーブルを片っ端から修理。工具を使ってコネクタの頭を全新品に取り替えて RJ45の LANケーブルテスターで測って完了。ダメな LANケーブルも新品となって生き返って良かった。我ながら素敵!
 さて、話は全然違うが、中国の音響現場で結構困るのが、iPhoneの『ケース』である。出演者から当日の本番直前に「コレでカラオケ鳴らしてください!」と突然 iPhoneiPadを渡されるシチュエーションが中国の場合は結構多いのだが、そんな時に衝撃吸収用途のケースというか厚めのカバーが装着されている事が多く、我々が準備している 3.5mmのステレオミニフォーンプラグがキチンと刺さらない事が多いのだ。ハナっから『音が出ない』ならば、ケースを外したり色々その場で対処のしようもあるのだが、中途半端に刺さってしまうと、最初は音が出ているのに本番中に音が止まったり、左チャンネルだけ消えたり、アースが抜けて位相のおかしな音になったり…とシャレにならない状況になる事があるのだ。
 例えばワタクシの iPadはこんな風に透明なプラスティックケースに入っているのだが、ヘッドフォンプラグの根元が太いタイプだと奥までしっかり刺さらない。

 そこで登場するのがコレ。Apple純正の『ライトニング-3.5ステレオミニ』の変換アダプターである。

 ワタクシは現場で間違えて持って行かれない様に黄色いビニールテープを貼っているが、実際は真っ白である。反対側は 3.5mmステレオミニフォーンジャック。

 これ『iPhone7』専用と思われてる方が非常に多いと思うが、実は iOS10以降でライトニングコネクタを装備したiPhoneiPadならば、全ての機種で使えるのだ。つまり本体にヘッドフォンジャックがある機種でも勿論使えるんだなぁ。
 そして、こんな風に使うと一切の接触不良の不安から解放されるワケだ。

 サードパーティが発売している iPhoneケースや iPadケースも、さすがに充電で毎日使うこのアダプターは必ずキッチリと刺さる様に設計されている物が多い。ゆえに、どんな粗悪ケースでも、ココだけは一々ケースを外さなくても確実に装着できるのだ。
 このアダプター、値段も 1,000円くらいだし、音響屋さんは一個持ってるだけで安心感が違うと思う。オススメです!!
 少し線は細いが、やはりアップルストアで売ってる純正がオススメ!
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