中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

総領事公邸にて音楽イベント

 水曜日、上海は雨のち曇り。今日は日本国総領事公邸内にて音楽イベントがあり、そこで PA業務を担当する事になっているのだ。今朝は少々緊張して目覚ましよりも早く目覚めてしまった。そして朝 8時前には家を出る。外は雨がまだ残っていたので機材類は雨対策をしっかりと。

 そして朝 9時からタカさんと二人で仕込み開始。諸々の都合で10時半には一旦この部屋から出なければなら無い為、大急ぎでセッティングをする。汗だくになりながら何とか一通り接続して音が出る所まで完了。細かい EQ作りは午後に回す事にした。

 そしてタカさんと二人で近所の喫茶店で一休み。

 それぞれに色々と PC作業員的な時間を過ごした後はお昼ご飯。ここのお店は安くて美味しい!どうりで欧米人のお客様が多い訳だ。店内ではスペイン語?かな?が結構聞こえてきた。

 食後は、また公邸に戻ってセッティングの続きを行う。そして本日の出演者である二胡奏者の潘丽さん、ギタリスト下田藤百史さんのお二人が到着されたので、まだ音響の全体的な EQ調整が完全では無かったが時間もないのでリハーサルしつつ作って行く。今回は PAのみならずマルチトラック音声収録やビデオ撮影も頼まれていたので時間が全然足りない。久々に少々テンパりつつも何とか無事にリハを乗り切って本番へと続く。今回は途中差し替えも含め二胡が3本もあるので、ワタクシのとタカさんのと潘丽のワイヤレスを総動員した。ラベリア型のマイクを一本につき一つずつ予めセットしておけば、差し替え時の待ち時間を最小限に抑える事ができる。ライブイベント全体の『流れ』を損なわない様に工夫するのも我々の仕事。
 そして演奏開始。

 中国人二胡奏者と日本人ギタリストのコラボレーションが絶妙にマッチしていて良い感じだ。今年は日中国交正常化45周年の節目の年になる。日本にとっても中国にとっても色んな意味で大切にしたい年なので、こういった文化交流はとても重要だと思う。
 大勢のお客様が素晴らしい演奏に聴き入る。

 そして何とゲストに総領事夫人も二胡演奏で参加。とてもお上手だったので驚いた。

 大団円で演奏は終了。いやぁ…良かった良かった。

 ライブ終了後はちょっとしたレセプションパーティが開かれ、その間にワタクシとタカさんは端っこでバラしを開始。他のお客様の邪魔にならない様に存在感を決して作業するのは意外と大変なのだが、不思議なもので何度もやってると結構慣れてくる(笑)
 全てのお客様がお帰りになった後、本日の出演者と関係者で記念撮影。テーマは『未来を見つめる私たち』(笑)

 その後全ての荷物を車に詰め込んだ後は、某所に移動して軽く打ち上げ兼お食事会。色々な話ができて楽しかった。
 とても緊張して少々気疲れしたが、色々な可能性が見えてきた有意義な 1日だった。今年はまだまだ色々と楽しい事を仕掛けて行けそうだ。わくわく。
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