中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

イベントは大成功

 日曜日、上海は雨のち曇り。気温は 22度。半袖Tシャツ一枚じゃ寒いくらいだ。
 さて、本日は日本から呼んだ某アーティストのライブイベント当日である。朝8時過ぎに会社に到着して、オフィスから機材を地下の大ホールに一人で降ろす。第一弾が一番重いコレ。

 そして第二弾がドラム周りで、クソ重たいシンバルやらスネアやらを運んだ後、第三弾がギター&ベース周り。

 この後も立て続けであと 2往復したので、全部で 5往復である。いくら近い…とは言えエレベーターへの乗り降りだって、こんだけ荷物あったら一人じゃタイヘンっすよ。腰に悪いっつーの。ワカモノは結構居るのに、50過ぎの病人!?(笑)に、こんなモノを一人に任せる、類い希なるブラック企業=弊社(苦笑) …というのはまぁ半分冗談としても、テック担当は年齢なんか関係ない。PAもそうだが、ライブ制作というのは基本的にガテンな業務なのだ。今回、いつも一緒に動いてる同僚に面倒な(ワタクシが苦手な)渉外を任せたので、そりゃ動ける人間が動くしか無い。
 そして怒濤の仕込みの後は、一息ついてお弁当タイム。その後は午後一からリハーサル開始だ。時間は結構『巻き』で良い感じ。
 リハ中は、キー違いの楽曲の為に用意したヲレのベース(左)格好良いなぁ…なんて惚れ直したり。

 完全ハードロック楽曲用にセカンドギターとして準備したヲレのギターもやっぱプロが弾くと良い音するなぁ…なんて惚れ直したり。

 やっぱヲレの PAiSTe良い音するわぁ…とか、この 22inchチャイナはやっぱりイケてるじゃん!…なんて自分が出した金物の音に惚れ直したり。

 てなワケで、今回ワタクシの自前の機材がカナリ出ているため、完全な自画自賛モードである(笑)先程の肉体労働的な疲れなんてアっという間にフッ飛んで、ただただリハに魅入ってニヤニヤしていた。
 毎回色々なバンドのリハを観ていて思うのだが、いわゆる日本の『プロ』ミュージシャンの演奏は、目の前で観ていると本当に示唆に富んでいて良い勉強になる。本番よりもリハの方が寧ろ。。。かもしれない。いやぁ、こりゃ職権乱用?ホント有り難い。
 そしてアレよアレよと言う間に開場。そして本番へと雪崩れ込む。お客様はお陰様で良い感じに埋まった。ありがたや〜。

 そして肝心のライブは…やっぱりコレで喰ってるプロは全く違うね。絶対的な『差』を感じさせてくれる、実に『歌が生きる』良い演奏だった。
 ワタクシも、一昨日は出演する側、そして今日はサポートする側なので頭の切り替えがタイヘンだが、それぞれ全く違う脳を使うのでどちらも楽しい! ミュージシャンは両方の立場や業務を知る事はとても重要だと思う。片方がもう片方の糧になっているのを肌で感じる。

 お陰様でライブはノントラブルで終了。そして打ち上げは白酒で乾杯!!

 いやぁ…ホント、大きなトラブル無く無事に終わって良かった。本日ご来場の皆様、本当にありがとうございました!
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