中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

高島屋ミニライブ

 土曜日、上海は曇りのち晴れのち曇りのち時々雨。気温は 33度。
 例によって午前中から静安寺のヤマハに行って PMCドラム科のグループレッスン講師を 1時間。本日の参加者は 5名。
 1時間シッカリ教えた後は、mobikeに乗って江苏路駅まで走る。途中の愚园路辺りが右側一面工事していて驚いた。コレ一体何の工事だろ?

 そして地下鉄を乗り継いで伊犁路の駅からまたmobikeで移動。どうやら台風が来ているらしく雲が速くて不気味な感じ。合成写真みたいだ。

 1Fの BistroFioreで軽く食事した後は地下の LL Barに降りていってドラムの個人レッスンである。本日は夏休みの関係もあって 1コマ 1名のみ。

 そしてレッスン修了後は荷物を纏めて小雨降るなかまたまた mobikeで今度は高島屋に向かった。本日は毎週土曜日に行われているミニライブの PA担当なのだ。ちょっと早めに到着したので Kalaちゃんと二人でサウンドチェックである。本日の出演は Amikenさん達なので、大体どういう音を出すか判ってるから、それをイメージして丁寧に EQを作り込む。

 台風の影響で悪天候ゆえお客様は若干少なめなのが少々残念だ。

 午後 5時にステージ開始。Amikenというユニットは、ギタリストのマルケンさんと歌姫 Amiちゃんの二人のユニットで、結構長く演っていて、彼等の演奏はそれこそ 10年以上前から聴いているが(ワタクシの結婚披露宴でも弾いて貰ったし) でも今日のステージが今までで一番良かった気がする。何だか歌詞が自然に入ってきて刺さるわ刺さる!ちょっと鳥肌が立って、不覚にも素で感動してしまった。特に Amiちゃんの歌が良かった。ホント「一体何が有ったの?」って感じである。実に素晴らしい!

 歌も楽器も、上手いとか下手とかじゃなくて『伝えたい』ってキモチなんだな…って本当に再認識した。やっぱり誰しもステージに立つと「上手いね」って言われたいモノね。でも今日の二人の演奏は、その辺の『欲』みたいなものが何故だか全く一切感じられない演奏だったので驚いた。いやぁ…今までチョット Amikenナメてたわ。こりゃウカウカしていられない。ヲレもちゃんとした演奏しなきゃ。最近タルんでるカモ。戒めなきゃ。
 さて、ライブ修了後は Kalaちゃんと二人で怒濤のバラしである。主催の Takaさんは今日はちょっと知人の不幸があった関係で日本に急遽一時帰国してしまったので、今日は Takaさんのアシスタントの Kalaちゃん(若くてか細い中国人女性)と二人きりで全部バラして倉庫まで運ばなければならない。そんなワケで結構覚悟していたのだが、彼女は頭が良いので非常に効率良く、一度に一気に全ての機材を運べる様に、1台の台車とキャスター付きのテーブルに分けて積み始めるじゃないか。スゲー。サスガ Takaさんの一番弟子だ。こりゃ『積み方の芸術』ですな。結局一度に全部運べてしまった(驚)ナニゴトも工夫次第だね。「面倒だなぁ」等々嘆く時間が有るくらいなら、もっと頭を使え!って事ですな。最近ワカモノに色々とダイジな事を教わっている気がする(笑)
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