中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

上海公演終了

 土曜日、上海は晴れ、気温は 26度くらいまで上がって、とても暑い一日だったらしい(例によって丸一日地下に居たので実は知らないが)

 本日は日本より招聘した某アーティストの上海公演の当日である。朝 8時過ぎに某ホテルまで日本から来たエンジニアさんを迎えに行き、そのまま会場入り〜怒濤の仕込みである。ワタクシは今回、楽器周りとメイン映像とプロンプ周りの回線を手配しなきゃイケナイ(まぁ行ってみればイツモ通り!? 『舞台全般』担当だな)ので、バッタバタである。
 まずは 2階席まで上がって高所作業をしつつ 50mのイーサネットケーブルを FOHからステージ袖まで這わせ、両端に HDMIコンバーターを接続してメイン LEDのチェックを行い、次にプロンプを設置〜HDMI-SDIコンバーターで一旦シリアル転送に変換してからSDIの同軸ケーブルでステージ下を這わせて上手裏側からグルっと回ってキーボードのエリアまで引っ張る。そして MACを接続してチェック。
 実はこういったケーブルやコンバーターは全てワタクシの自前のモノだったりする(笑)『信頼性』の観点から、出せるなら敢えて自分のツールを使う事にしているのだ。なぜなら自分のツールは常にメンテナンスしてるので調子が悪ければ直ぐに判るからね。こういうのも時短に繋がる重要なポイント。ヒトのツールを使うと何処がトラブってるのかサッパリ判らないからおっかなくて仕方無い。精神衛生的にも自分のツールの方が安心。(とは言え、自前の機材を使ってトラブったら滅茶苦茶怒られるケドね)

 とりあえず映像類はマトモに綺麗に全部出たので良かった。その間にも楽器が到着したら楽器屋に設置場所やら回線に関して指示してるので、途中で割り込みが入ってそちら側のチェックやらで中断されるから全然捗らない。頭の中で幾つもの業務がパラレルで進行するから目が回るわマジで。
 何はともあれ無事にリハーサルまでこぎ着けて小休止。やっとご飯が食べられる。ふひー。

 その後は怒濤の客入れ。良い感じに埋まった。っつーか今日はスタンディングで超満員だった。下は開演前の一コマ。ありがたやー。
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 ほぼ定刻通り本番開始。ちょっとびっくりなハプニングは有りつつも、無事に終了できて良かった。いやはや…ライブはまさに『ナマモノ』ですな。トッププロの現場ですら何が起きるか全く予測できないから大変だけど面白い。

 修了後は怒濤のバラしの後、打ち上げである。 でもみんな明日早いので今日は早めのお開き。
 さて!明日は北京へ移動〜夜には北京公演である。バンガルぜぃ!
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