中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

デザインは性能の一部

 木曜日、上海は曇り時々霧雨、気温は 14度。昨日よりは少し暖かいかな? でも相変わらずパッとしない曇天続きの上海である。この鼻詰まりの天気、一体いつまで続くんだろ?

 朝 6時半、目覚ましにで起床。いつものバタバタを経て息子を学校に送った後そのまま 9号線の駅まで走って松江某所まで通勤旅行。

 本日は父の命日なので、電車の中で日本の実家の母にメールしてワタクシの分までお線香をあげてもらう様に依頼した。まさかこんな世界になろうとは…ね。もし、あのヤンチャだった親父が生きてたら、さぞかし今の日本の政策に反抗していただろう。今思えば、家に閉じこもってるのが苦手な人だったなぁ…。

 さて、約 2時間弱かけてオフィス到着した後は、基本的にデスクワーク。

 午前中に一階ロビーが何やら騒がしいので何かと思ったら、新型肺炎の疫苗、つまり『ワクチン』摂取に向かう社員たちだった。ウチの会社はホント色々と福利厚生が充実していて、希望者には会社負担でワクチン接種まで手配してくれるのだ。スゲーなホント。

 ワタクシは外国人なので今回の 1回目の集団摂取には登録出来なかったが、まぁもし可能だったとしても多分受けなかったと思う。別に中国産のワクチンを信用していないワケでは無いが、既に上海は感染がココまで落ち着いている状態だし、今後は外堀から埋まって来れば(つまり他の人たちのワクチン摂取率が上がってくれば)必然的に感染が減るからだ。タダでさえワタクシは爆弾を抱えている身体なので、イマサラ体内の免疫系のバランスを崩す可能性が有る?余計な薬はなるべく入れたくない所。

 嗚呼…有明病院に行きたいなぁ。一体イツになったら次の検査できるんだろ? 今までは年に 3〜4回検査帰国してたのに、このパンデミックのせいで全然帰国出来ないから、最後の検査から既に 1年と 3ヶ月も経っている(困)
 ま、もし転移してたら既にきっと手遅れだから、ジタバタ騒いでも仕方ないゲドな(投)何となく、あまりキモチ良いモノでは無い。
 モチロン今んトコ『毎日元気に酒が旨い』ので大丈夫だとは思うが、コレって相当進まないと症状として顕在化しないからワカランわな。運命は神のみぞ知る…か。考えても解決しない事項は悩まない!

 さて、午後からはウチの部署に 4部屋有る共有スタジオの一つに放置されっぱなしで誰も使ってなかった旧式の Mac Pro(通称『ゴミ箱』)を、機材管理のヒトと交渉してワタクシが使いやすい様に 1からインストールし直す事にした。

 自席に持ってきて改めてマジマジと眺めてみたが、コレ何から何まで細部までホント美しくて感動した。

 グチャグチャしがちな後ろ姿までこんなに美人。
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 内部も素晴らしい。まるでスターウォーズの世界。
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 この時代はジョブスもまだ生きてたっけ?ジョナサンアイヴのデザインかな? 何にせよ「これぞアップル!」って感じのデザインで脱帽。昔の MacPro G5もそうだったが、中身が美しいってホント素晴らしいと思う。普段はこんなトコ開けないから、多くても数年に 1度くらいしかヒトに見られる事は無いのにね…。こういう『見えない部分』にまでシッカリとお金かけて作られてるのが見事過ぎて泣けて来る。人間と同じだね。ヲレも、まずは中身をチャンとしなきゃ。『プライドはボンネットの下に閉まっておけ!』って事ですな。

 フト電源を切って気付いたが、リアパネルのコネクタ類を差すエリアが白くライトアップされてビックリ。こんなギミックまで仕込んでるなんて脱帽。
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 電源ケーブルを最初に挿した時も光ったので、暗い場所でも何処に何を刺せばいいか分かりやすくする為だと思われる。実に美しい。

 デザインは性能の一部だね、ホント。眺めているだけで気分が良くなる。

 悲しいかな PCの世界は日進月歩なので、サスガに 2013年製のこのマシンは、ワタクシが今使っている 2018年製の Macbook Proよりも遅いが、とは言えまだまだ十分使える性能である。クリーンインストールして余計なアプリを入れずに音楽制作専用マシンに仕立て上げようと思う。
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