金曜日、上海は曇り、気温は 23度。いよいよ暖かくなってきた。
朝 6時半、優しい音の目覚ましに暴力的に起こされる。嗚呼…週の終わりに近付くにつれて睡眠不足が重なるので金曜の朝が一番キツい。
例によってバタバタと準備して自転車二人乗りで息子を小学校まで送り、その足で地下鉄の駅まで走って松江までの長旅。
松江大学城駅から路面電車に乗り換えて約 20分ほど揺られ、自然豊かな広大な敷地にある自社ビルに到着。敷地内の未使用エリアはご覧の通り雑草が育ちまくってスンゴい事になってきた。
これ、一般的には『雑草』と呼ばれる類の草だが、別に誰かが種を蒔いた訳じゃ無いのに自然に生えて育っている…って、実はとても凄い事なんじゃない？…なんて思う訳さ。
ワタクシ東京生まれで横浜育ちだったのだが、横浜とは名ばかりで一応住所だけ横浜市？ってくらいの田舎町で、子供の頃（1970年代）はこういった緑が沢山あった場所で育ったのだ。故にこういう草原を見ると懐かしくて走り出したくなるんだよね…ホント。この直線的な葉っぱなんかは、半ズボンで走っていたりするとサッと切れて血が出たりするんだけど、それが、何と言うか『痛い』んじゃなくて『痒い』ので、無意識に掻いちゃうと血だらけになって自分でびっくりする…という。嗚呼懐かしい！
そういえば、こういう草むらで、よくショウリョウバッタとか捕まえて遊んだなぁ。ショウリョウバッタは捕まえると口から黒い液体を出していて、それを我々子供の頃は「あ！醤油だした！」とか言っていたなぁ。あれは一体なんだったんだろう？ 唾液なのかな？ 今思えば実に不思議だ。
こういう草原はカマキリなんかも居るんだよね。で湿地にいくとアマガエルが沢山いる。誰が教えた訳じゃないのに、みーんな綺麗な『緑色』である。実に美しい。嗚呼…自然って素晴らしい。
こんな事を考えつつ、胸いっぱい草の匂いを吸いながら通勤できるんだから、長距離通勤も捨てたものじゃない。（…とか美しい事を言ってるが、正直タイヘンですよ、実際はw）
仕事はフツーに朝から晩までスタジオに籠って創作活動。特に大きなトピックはなし。
午後 7時過ぎ、上司から夕食に誘われたので、うちの部の年齢的に上から数えた年寄り 3人（とは言え私以外は 40代前半）で社食にて食事。色々と話をしたら、どうやらウチの部からまた数人退職希望者が出たらしい。
うーむ…色々転職して来たワタクシからしてみたら、こんなに恵まれた会社、他を見回したら殆ど無い様な気もするのだが、ワカモノは『野心』が有るんだよね。 特にゲーム会社に勤めてバリバリ経験を積んだ 30代のワカモノは、今や引く手数多なので、他社はウチより良い給料をチラつかせて引き抜き合戦が繰り広げられているのだ。こうして給与相場が無駄に上がっていく…という。バブルですなぁ。ホント。
ま、ワカモノの未来に幸あれ！ですな。残念だけど、去る者は追わないよ。
食後はナンだか集中力が切れたので帰る事にした。
さっきの上司が「クルマで送りますよ」って言ってくれたので（ホントは Amazon Primeでゆっくりビデオ観ながら帰宅したかったのだが）無碍に断る事もできず乗せて頂く事に。こう言う付き合いも仕事のウチだw
徐浦大桥は横浜のつばさ橋みたいで綺麗だった。
そして打浦桥日月光。こういうシチュエーションだとワイドレンズがぐっと生きてくるね。月を狙ってみた。
さて！これで一週間もおしまい。時が経つのが早い早い。残りの人生は減る一方だ。
そりゃそうと、日本では 3度目の緊急事態宣言が出されるらしい。ホント勘弁して欲しいわ。一体いつになったら次の一時帰国ができるんだろ。。。色々と個人的に日本でやらなきゃイケナイ事が山ほどあるので、良い加減一時帰国したいのだが、もう 4月も後半だぜ？ この分じゃ夏も危ういカモなぁ。参るよホント。
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