中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

絵画のようだ

 水曜日、上海は晴れ、気温は 31度。外は暑いが松江地方は空気は比較的乾いてた?のであまり不快指数は高くない。

 朝 7時半、会社の寮にて自然起床。昨夜 TDした作品をチェックして一通りダメな所を修正して提出。これで一安心。お陰様で朝は全く時間がなかったが、小走りにオフィスまで走って 10時前には自席に到着。こりゃどんだけ家で粘っても絶対遅刻しないパターンだw 寮って素晴らしい。

 午前中は例によってデスクワークと部内研修の講師、午後からは芸術的創作活動で仕事上のトピックは(ここに書ける様な内容は)特になし。
 気付けばあっという間に 19時過ぎである。なんでこんなに時の流れが早いのか実に不思議。最近時間の流れかたが加速してない?絶対そんな気がする。一日が早すぎる。

 とりあえず同僚たちと夕食をとりに社食まで歩く。空は絵に描いたような見事な夕焼けだった。何?このドラマティックな色使い。まるで油絵の様だ。
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 暫くうっとりと見惚れてしまった。自然ってすごいなーホント。

 食後は何だか一気にドッと疲れが出たので仕事の方は放棄して、暫し会社の自室にて Prophet-6を弾きまくる。

 先日、会社のスタジオで使ってるキーボードを KOMPLETE KONTROLから Prophet-6に変更したのだが、コレに変えてから最近気付いたのだが、ワタクシ、ベロシティが一定な鍵盤がカナリ好きらしい。
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 最近のヒトは知らないかもしれないけど、昔のキーボード(オルガンやエレクトーンやシンセ)は皆ベロシティー機能なんて無くて、常に『最大音量』で鳴っていたんだよ。つまり指を軽く置いてもしっかり音が出るから、弾くのに全然『力』が要らないワケ。超〜軽く弾いてもシッカリ鳴るから和音の確認とかチョー便利なワケさ。
 確か 80年代の後半くらいから『ピアノタッチが偉い!?』みたいな。『弾く強さで音量や表現が付けられる!?』みたいな触れ込みで、軽い鍵盤のほぼ全ての電子鍵盤楽器にベロシティ機能がついてしまったのだが、この機能が付いてから、常に『強く弾かないとフィルターかかってマトモな音が鳴らない』事が多く、自分の鍵盤演奏がクソ下手になった気がして弾くのが嫌になったのよね。
 特に打ち込みの際は、フツーに弾いたらベロシティは 80前後くらいしか出ないから、録った後に一々エディタで +30くらいしないと行けないワケさ。今やこんな事はすっかり慣れてしまったし、鍵盤のベロシティカーブを常に大きく出力する様なカーブを選んでるからあまり気にならないが、そもそも全ての指の力を均一に弾けるほど鍵盤が上手い人ならともかく、曲を作る時なんて、軽く指を乗っけるだけで最大(127)で出てくれた方が便利だったりする事の方がずっとが多いのだよ。
 実際に信号を音に変換する『音源』側も、世の中に出回ってるMIDI音源は常にベロシティ 100以上で初めてフィルター感が無いマトモな音が出る様な仕様になってるモノが多いからね…。
 ワタクシは鍵盤はあまり上手く無いから、軽く弾けば弾ける曲も『強く』弾くだけでミスタッチするのだよ。それで一々録り直しとかしてるんだからアフォくさいったらありゃしない。

 で、話は戻ってこの Prophet-6を弾いていて常に心地良いのは VCA-EGの VELOCITYボタンを解除すると昔のシンセみたいに常にフルテンで鳴ってくれる事なんだよね。
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 普段は、カナリ強く叩かなきゃ鳴らない左手の小指とかのベース部分が超軽く弾いてもデカく出るので嬉しくてたまらん。コードの全部の構成音の音量が等しいから『響き』の確認がしやすいのだよ。いやぁ…ちょー楽しい。そうそう、電子鍵盤って『そもそも』こういうモンだよな! 長い事忘れていたケドやっぱり『こうあるべき』だよ。打ち込みも『生っぽさ』を求める時以外(demoの段階等)は、一定の方が寧ろ分かりやすいわ。
 音量最大のままフィルター部分にだけ Velocityを引っ掛ける事ができるので、コレだけで十分表現付られるよ。何より『弾いてて気持ち良い』んだもん。これ大事!あはは。すっかり忘れてた。

 そんなこんなで仕事する気もすっかり失せたので、20時半くらいには仕事を終えて寮に戻り、イツもの様に日本のニュースの録画なんか見ながら一人晩酌して午前 0時半過ぎに就寝。そんな 6月最後の夜。

 あ!今日で 2021年の半分が終わっちゃったじゃん。。。。うわーまじか(凹)
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