火曜日、上海は晴れ、気温は 32度。良く晴れた暑い一日。
朝 6時起床。そそくさと準備して妻と息子と 3人で荷物をまとめて家を出て虹桥火车站に向かう。本日は妻の田舎で永住権申請を行う日なのだ。ついでに息子は夏休みなのでお爺ちゃんお婆ちゃんの家にお泊まりしに行くワケだな。
高铁（新幹線）の虹桥駅は平日だと言うのに結構なヒトである。ま、全世界中が新型肺炎のせいで自由を奪われている中、こうして比較的楽にフツーに行き来出来るんだから中国は恵まれてる。
そして新幹線に乗って約 2時間の旅。直行便なので止まる駅が少ないから、以前に比べるとずっと早く行ける様になった。実に有り難い。
到着したのは既にお昼なので、先ずは妻の妹の家に行って軽く昼食。役所は 14時までお休みなのだ。
そして14時過ぎ、義弟のクルマに乗って出入境管理局に向かった。いよいよ永久居留证（いわゆるグリーンカード）の申請である。いゃぁ…ドキドキするぜぃ。
まずはお役所の 3階に行って総合受付みたいな場所でファーストチェックを受ける。ココで門前払いを喰らったらシャレにならないので、大人しく全ての資料を提出して、キレナガのキツい目をしたお姉さん（公安職員）に諸々要件を説明。
途中まで手続きを進めるも、大切な資料をどんどん省いて、原本をこちら側に返してくれるので、どうも肝心な部分のハナシが食い違ってる気がして、改めてワタクシが『绿卡申请ですよ？』と確認したら、先方キョトンとして「はぁ？夫婦ビザじゃないんですか？」とな。。。相手が向こうのペースで勝手にガンガン話を進める時は注意が必要。コレも長年の経験から学んだ術かもな（中国では学歴が高いヒトほど自分に自信が有るからかあまりヒトのハナシを聞いてない傾向が強いので）
そんなこんなで、少々困った顔をしたかと思ったら次から次から次へと色々なヒトに電話して、色々な人が登場したりして時間はドンドン流れる。
どうやらこの地で永住権申請をする外国人は非常に少ないらしく、皆不慣れなのだ。
一応ワタクシが持ってきた全ての書類のコピーを取り、写真まで撮られたのだが、登録用の申請書は記載させてくれなかった。（つまりまだ申し込みの前段階だな）
結論から言うと、取り敢えず一旦全部の書類を預からせて欲しいそうな。とにかく貰った資料を一度精査してから、後日改めて足りない要件を連絡してくれるらしい。
あーあ。ま、大方そんな事になるだろうとは思っていたが、現時点で足りない書類を教えてくれなかったのは残念だ。
…とは言え、今後 2〜3日で結果が出る様な雰囲気では無かったので（多分北京の本局やらに確認しまくるのだろう）ココに数日泊まっても意味がないので、もう当日（今夜）の便で上海に戻ることにした。
取り敢えず資料（のコピー）は提出出来たので、期限付きの資料に関しては、本日の日付で開始処理されるだろう。まずは第一ラウンドはコレでヨシとしなきゃね。
義弟の車で義妹の家まで戻った後は、今度は子供たちも一緒に義父さん義母さんの住む彼女の実家に移動である。ココから車で45分くらいかかるのだ。景色はドンドンジャングル？と化してくる（笑）
到着早々、美味しいスイカを頂いた。いゃぁ甘くて美味い！
夕食まで少し時間が有ったので近所を散歩。
普段の電脳世界とは 180度真逆の世界なので中々新鮮である。
しかし、あまりに暑かったので 10分ほどでエアコンの効いた部屋に戻ってきた。ワタクシ文明的な生活に慣れきってしまったダメ人間なのだ。エアコン無しの地球上では、たった 10分で音を上げてしまう生き物らしい。
部屋に戻ったら凄く懐かしい写真が飾ってあった。コレ我々の結婚式の時の写真だ（恥）
懐かしいなぁ…ワタクシ超若い。確かコレを撮ったのは 13年位前の真冬で、とにかくクっソ寒かった事しか覚えてない。
そして夜は親戚も集まって宴会である。
ワタクシは21時発の新幹線に乗らなきゃイケナイのでヒヤヒヤだったが、まぁ中国の宴会は開始時間が早いので終わるのも早いのだ。それに今夜帰るのはワタクシ一人のみで妻と息子は暫く残るしね。
そしてまたクルマで送ってもらって 20時半過ぎには駅に着けたので一安心。
あ、そうそう！最近、高铁（中国の新幹線）はどんどん便利になっていて、スマフォのQRコードだけで乗車できるのだよ。知らなかったのでハゲしく驚いた。
中国铁路というApp
コレに本人実名登録（身分証登録）してあれば、パスポート番号に紐付いたチケット一覧が表示される。
そして、『二维码检票』のボタンを押すと、なななんと改札を通れるQRコードが表示されるので、そのまま直接改札を通れるのだ。超便利！
実は今まで、外国人はパスポート確認が必要だったため、必ず窓口に並んでチケットを発行してもらわなければならないのだが、この窓口が『便の時間変更』やらと同じ窓口なので、次の便を悩みながら決めるお客さんが多く、お客さん一人当たりの対応時間が 10分くらいかかって、実に時間がかかるので毎回ウンザリしていたのだよ。
でもこの Appを使えば、窓口に並ばなくても電子チケットなので直接 QRコードが発行されるからそのままスルーできちゃうワケさ！この便利さったら無いよ！ホント最高！
そんなこんなで無事に乗車。最終便なのにこんなに乗っていた。みんな移動ご苦労様です。生活って大変よね。
そして、23時過ぎに虹桥火车站に無事到着。しかし地下鉄10号線は既に終わっていたので、2号線の深夜便を待つ。
地下鉄 2号線は遅くに到着する新幹線客用に特別列車を出してくれていて、途中駅はかなり通過する特急列車扱いなので止まる駅は 1/3くらいなのだがカナリ助かった。
とりあえず人民広場駅で下車してシェアサイクルで帰宅。ふーっ疲れた！弾丸特急日帰り旅行だったけど、とりあえずまず第一ラウンドはOKでしょう！ お疲れ様！＞ヲレ。
