中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

日帰り蘇州

 日曜日、上海は晴れ時々にわか雨、気温は 32度。本日から 8月である。

 朝 5時半に黄浦区の自宅にて自然起床。いくら早寝しても、その分だけ自動的に早起きしてしまう老人性早起き症。「あーあ、一度起きちゃうと眠れないんだよなぁ…」とかボヤきながら、ダメ元で二度寝を試みたらフツーにそのまま寝落ちて次に起きたのは午前 8時過ぎ。いやぁ寝た寝た。あはは。やはり身体が疲れてるとスグに眠れるらしい。快眠のためにも適度な運動は必要!って事ですな。

 午前中は自宅で家族とまったり過ごして、早めの昼食をとった後は、正午くらいに家を出て古北の待合わせ場所に向かった。
 本日は、約 2ヶ月ほど前に亡くなった蘇州在住の音楽仲間(日本人男性)の墓参りに行くため、上海の音楽仲間の有志 8人でクルマをチャーターしてお墓参りに行く事になったのだ。
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 フツーに無意識に一番後ろの席を陣取って、まったりとしていたら「中学〜高校の頃って学校行事等でバス移動する際、不良な人ほど後ろに座るよね」とか言われて少々恥ずかしい思いをする(苦笑) あはは…確かに昔から後ろの方が好きだったなぁ。前の方に座るのは優等生って決まってたw 無意識に先生の目が届かない所を選ぶ…というのはヲトナになっても変わらないらしい。

 約 1時間半の道中、途中の高速で雨が強めに降り出したので少々気になったが、到着する頃にはスッカリ止んで綺麗な青空が出ていた。きっと奴が気を利かせてくれたのだろう。
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 上海に山は無いが、蘇州まで来ると美しい山並みが沢山有るらしい。実に素晴らしいロケーションの霊園だった。
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 到着後は現地の仲間たちとも合流して、彼が眠る墓前へ。
 花をたむけて暫し手を合わせ黙祷。もうね、言葉が出ないよホント。自分より若いヒトの死は言いようもない重さが有る。

 何分黙ってじっとしていただろう?遠くで聞こえる煩いくらいのセミの声と、首筋を流れる汗の感覚しか残っていない。

 最後にシンガーソングライターのモリシゲさんが、彼に捧げるオリジナル曲をアカペラで歌ってくれたのだが、その瞬間にワタクシ不覚にも涙腺崩壊。ホント音楽の力は侮れない。トシとると涙脆くてイカンですな。

 その後は蘇州の街に移動して、彼が行きつけだった店で飲む事に。

 少し時間も早かったので暫し街を散策。东方明珠の下半分だけ?の帽子を被ったビルとか、
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 淮海路ならぬ淮海街とか、
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 見知らぬ街は中々楽しい。

 そして、この店が彼の行き付けだった店らしい。
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 集まった全員で献杯。
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 彼の思い出話を肴に皆で呑む。

 ふとひょっこり「どうも!」とか言いながら本人が現れそうな雰囲気すらあるのに、もうこの世に居ないんだよね。

 帰りのクルマの中で色々と考えてしまった。
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 人生は自分が考えてるよりずっと短いのかもしれない。悔いのない様に生きよう!(あ、でも気合い入れすぎると疲れるから『なるべく』…ねw 自分らしくユルくユルく!)
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