中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

無事退院

 手術後の経過は非常に順調で、翌々日には尿導管もとれ、自分の目で排石を確認できた。排尿の度に1mm〜2mm径の石の破片がボロボロと便器に落ちていくのだ。思わずニヤニヤしてしまった。傍で見ていたらきっとアブナイ人に見えただろう。

 術後3日目の夜には点滴もとれ、体に繋がっている管という管が全部外された。感動した。本当に『感動』という言葉が一番近いだろう。別に点滴中も車輪付きのホルダーなので歩き回れる状態ではあったのだが、点滴の管が一本繋がってるだけで、激しく自由を奪われるのだ。これは多分気持ちの問題も多々含まれているとは思うが、繋がってると不自由極まりない。

 最後の点滴もとれ、体調もすこぶる良く、今まで左下腹に感じていた鈍痛と違和感もきれいさっぱり消えているのが何より嬉しい。

 写真は最終日の夜の病院食。凄く美味しかった。やっぱり日本の病院は何から何まで行き届いていて素晴らしいと思う。

 下の写真は退院の日の朝。嬉しくていつもより早起きしてしまったので、ちょっと廊下に出てみたら、朝日が床に映っていて非常に美しかった。


 そんなワケで無事退院と相成りました。今回お世話になった『湘南鎌倉病院』と、担当してくださった三浦先生に改めて感謝である。
 しっかりと『患者の目線』で接してくれるし、『できる事』と『できない事』を予めちゃんと説明してくれるので無駄に期待させない所も素晴らしいと思う。噂通りの、稀に見る良い病院だと思った。

 ただ、残念なのは、患者の質には些か閉口させられる場面もあった。これは病院のせいではない。高齢化社会のせいである。病院は患者を選べないからね。
 何というか、クレイマーに近い様な患者が意外と多いのだ。こんなに医学的にも精神的(姿勢)にも素晴らしいサービスを展開している病院なのに、一部のわがままな年寄りの為に、先生やスタッフ達が振り回されている姿を何度か見た。これでモチベーションが下がらなければ良いのだが。。。ちょっと心配である。

 今後もこのサービス(というか姿勢)を崩さずに医療活動を続けて欲しいと切に願うのであった。