中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

Ericという名のフィンランド人

 実は昨夜、Jazzのライブを演っている最中に、激しく酔っぱらった欧米人(一見さん)2人が踊りながら入って来たのだが、彼は、Jazzの演奏で盛り上がりながら、ビールジョッキ片手に、そこいら中にいるアチコチの女性に声をかけまくった挙げ句、結局お金を払わずに帰ってしまったのだ。欧米ではキャッシュオンデリバリーが当たり前なので、激しく酔っぱらっていたし、悪気は無かったんだろうけど、店長は結構ショックで凹んでいた。

 しかし、今日早めにYESTERDAYに行って、MacBookでBGMの整理なんかしていたら、午後8時半くらいかな? 昨日『飲み逃げ』した欧米人に酷似した人が一人で入って来るではないか!! すかさず店長がカタコトの英語で説明していたのだが、イマイチ通じてない様なので、ちょっとフォローに入った。

 いや、何と彼はちゃんと分かっていて、わざわざ払いに来てくれたのだ。人間性善説じゃないけど、やっぱり人間って基本的に良い人なのかもしれないな…なんて、久々に暖かい気持ちになった。

 その後、私とこのフィンランド人で二人で英語で色々な話をした。別に話し込むつもりは無かったのだが、彼も何となく物寂しそうだったし、中国語が全くできないので、話し相手を求めていた様にも見えたので、ワタクシの情けない中学生レベルの英語で申し訳なかったが、ちょっとお相手した。

 フィンランドの気候の事から、例の福島の件に始まり広島&長崎の原爆の話まで色々と話した後は、何だか非常にプライベートの話になってチョット面白い雰囲気になった。英語で人生相談?を受けたのは生まれて初めてカモしれない。面白かったので折角なので店長に写真を撮ってもらった(笑)

 いやぁ…国は違えど人生色々だ。やっぱり基本単位は『家族』なんだよなぁ、世界中どこでも。。。 一度フィンランドという国に訪れたくなった。