中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

リハと遊佐坊シールと花紋

 日曜日である。今日は某タレント小松拓也さんのバンドのリハーサルだった。実は今月11月26日(土)にMAO Livehouse Shanghaiにて行われる『上海和僑会』のイベントに小松拓也さんのバンド『東方為世』のドラマーとして出演する事になったのだ。去年は確かベースを弾いた気がするが、まぁ細かい事はどうでも良い(苦笑)何れにせよ今回はドラムなのだ。
 とにかく日本から豪華ゲスト(爆風スランプサンプラザ中野さんやShow-Yaのヴォーカル寺田さん、カブキロックス氏神さん、それに古い友人でもあるジプシークイーンの面々)がいらっしゃるので気合いも入る。同じステージに立つ以上恥ずかしい演奏は出来ないため、ひたすら練習あるのみである。

 本日のリハーサルは例によってファンファーレさんである。写真は本日のセット。あまり代わり映えしないがまぁお約束?として(笑)

 そうそう、写真を撮っていてフト思い出したのだが、私が24年以上に渡って使っているこのスネアにはあるシールが貼ってある。コレ、何だと思います?

 実は当時非常にハマっていた遊佐未森さんのソラミミ楽団のステッカーなのだ。EPICから88年に『瞳水晶』でデビューした彼女の歌声を初めてFMで聴いた時、トリハダが立って直ぐにCDを買いに行った記憶がある。確か私がまだ大学1年〜2年生の頃だ。当時先輩から4万円で譲ってもらった(初めて所有した車である)『CELICA XX』(リトラになる前の角目4灯のナメクジ型)コレ↓

を運転しながら、カセットテープのカーステでヘヴィーローテーションしていた記憶がある。

 そして、このステッカーは確か最初のイメージビデオ『Forest Notes』を買った時の初回特典だったんじゃないかなぁ?良く覚えていないが…。とにかく遊佐坊の歌声は限りなく透き通って夢の中の世界の様なのに、サウンドは結構熱くて、特にドラムの音が大好きだったのだ。当時は時代的に結構打ち込みが中心に移行しつつある時代だったのだが、限りなく生ドラムに拘っていた気がする。しかも彼女のCDについているブックレットには外間隆史さんが書くショートストーリーの様な小説がついていて、コレの世界観も凄く好きだった。(今でもCDはまだ実家に眠っていると思う)

 まぁそんなこんなでワタクシのスネアには当時から20年以上に渡ってずっと貼ってある訳だな。遠い上海の地で、こんな事を思い出すなんて何だか不思議である。彼女は今頃ナニしてるんだろう?と思って検索してみたら、何と twitterに居らしたので、恥ずかしながら今更ながらフォローしてみた。40過ぎてるのに我ながらミーハー。でも元気そうで何より。

 さて、リハーサルの後はW部さんと二人でスタジオ近くの日本料理『花紋』で飲む。結構深い音楽談義で盛り上がった。いやぁ…いくつになっても音楽の話で飲めるのは嬉しい。花紋の料理も相変わらず美味しかった。何だか上海に居るとは思えないこの雰囲気も良い。



 さて、明日からまた新しい一週間が始まる。頑張ろうっと!