中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

昔の自分に出会う

 過去を振り返るのは、あまり良い事では無いのかもしれないが、物事に行き詰まった時や悩んだ時、ちょっと立ち止まって振り返ってみるのも悪く無いと思っている。今まで歩いて来た道が真っすぐ(な筈は無いのだが)かどうか? とりあえずポリシーやスタイルを曲げていないか? という部分で自問自答すると意外と答えはシンプルだったりするからだ。
 そんなワケで、久々に過去の写真を引っ張り出して来て眺めてみた。音楽活動自体は中学の頃から好きで演っていたのだが、マトモに残っている写真が1枚も無いのが残念だ。フツーにドラムを叩いている最も古い写真がコレ。確かこのライブは高校3年なので、1985年くらいかな?

 生意気にも、この時はオリジナル曲を演った記憶がある。懐かしい。

 そう言えば、他の写真を見て思ったのだが、面白い事に高校時代の写真は笑っている写真が一枚も無い。

 最近、日本では13歳で自殺してしまった大津の少年の話題がニュースを賑わせているが、実はかくいうワタクシも中三の時にイジメにあって大変な思いをしたのだ。その頃はまだ「いじめ」なんて単語すら無かった時代だが、コレばっかりは実際に経験してみた者でなければ絶対に判らないと思う。ワタクシの場合はサスガに自殺までは考えなかったが、多感な少年に刻み込まれた傷というのはチョットやそっとじゃ消えるものではないんだよね。

 ま、今思えば(第三者的に離れて俯瞰できるので)大津の少年に比べたら大した事無いかもしれないが、今でも『理不尽さ』とか『不条理さ』には激しく敏感である。そういう目に遭うと無意識に自衛本能のスイッチが入ると同時に、人一倍『反発』する。自分でも冷や汗が出る程、本能的に許せないのだ。
 中高生の頃はパンクに悪い方向に暴れる事が出来たから良かったが、大人になるとそうも行かないから質が悪い。やり場の無い怒りをどこにも向けられないから不整脈になったり自律神経失調症になるのカモね(苦笑)


 でも色々と写真を振り返ってみると、上手いとか下手とか才能があるとか無いとか、凄いとかダメとか抜きにして、やっぱヲレ『音楽』しか無いんだよなぁ。しかも完全にコレに支えられてるのは誰の目にも明白。。。













 とりあえず大学時代まで。こっから後がまた派手なのよね。今度纏めてFacebookにでも貼ろうかな? そんなノスタルジックな夜(笑)