中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

演出の重要性

 木曜日である。最近雨ばっかりの上海で寒いしイマイチ調子も出ないが、仕事上でちょっとだけ良い事があったので気分は明るい。やっぱり「マジメ」にやってれば良い事はあるのだな、きっと(笑)

 さて、客先から遅めに帰って来てTDの続きを行うもイマイチ調子が出ないので諦めてワイン片手にまたまた YouTubeを観まくった。
 明日の夜に例の店でライブ出演があるので、色々研究?のつもりで見始めたら、例によって止まらなくなった。いやぁ…ショウビジネスは難しいけど奥深くて面白い。お客様に感動を届ける事って、実は簡単そうで非常に難しいのだ。演奏が良いだけじゃダメなんだよねぇホント。なんだろうこの「心の震え」みたいなトリハダ感。。

 小さなライブハウスからドームクラスまで、様々なアーティストのビデオを観たが、やっぱり玄人さんは『魅せる』事をちゃんと考えている。
 勿論ビジネスで演ってる人達は、そもそも関わる人の数自体が絶対的に違うけど、一本筋が通ってるブレない演出っていうのは、それだけで感動を生む…と再認識。

 例えば、ただカラオケかけて歌ってるだけのアーティストですら、ちゃんと魅せる事を考えている。ステージに『華』があるのだ。
 これは決して偶然じゃない。しっかり『仕組まれた』ものなんだけど、まんまと騙されて「うわーっ」って鳥肌立っちゃうんだよなぁ。音楽ってスゴい。いや『ショウ』って凄い。いつかこういう演出というかステージ全体の舞台監督をしてみたいものだ。


 さて、写真は例によって本文とは全く関係ない。昨日地下鉄の乗り換え時に撮ったもの。見上げたら中国の国旗がデカデカと掲げてあった。そう言えば日本ってあんまりこういう事しないよね?