中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

YESTERDAY Live vol.18

 本日は金曜だが、一般の日系企業は最終出社日にあたる日で、明日から帰国する方も多いとの事で、今年最後のYESTERDAY Liveは本日行われる運びとなった。

 今回はワタクシも出演するので、結構準備がタイヘンだった。仕事は定時でサクっと上がって一旦家に楽器とマイク類を取りに帰り、小雨の降る中を慌てて店に向かう。

 そして午後6時半くらいから7時半くらいの1時間でサクっとステージを作る。今回はなんと!生ビブラフォンが入った。この店では初である。というか普通のバンド形態でもビブラフォンが入るのは珍しいんじゃないかな? 演奏するのは期待の新星Akinaちゃんである。

 午後8時半頃からメンバーも続々と集まりファーストセットが始まる。今回はワタクシのバンド『Color Essence』の演奏から。
 実はワタクシはこのバンド名を学生の頃からソロプロジェクト名義として使っており、何度か仕事でも使った事があるが、意外と思い入れのある名前だったりするので、今後は色々な組み合わせで演って行こうかな?と企んでいたりする(笑)

 ステージの様子はこんな感じ(ビデオからのキャプチャーなので画質は悪いが雰囲気だけでも)


 この店のライブPAは基本的にワタクシがやるので、自分が出演する時は色々と難しい。ベースを弾きながら、ステージ上にデジタルミキサーのコントローラ部分だけを持ち出して調整したのだが、サスガに両手が埋まっているので演奏中の調整がイマイチ思う様に行かず苦労した。
 しかもビブラフォンという楽器のマイキングは非常に難しいという事を改めて実感させられる事になる。音量レンジも広いし物理的に鉄板を叩いているので横方向の音を拾う為に指向性が若干甘いAKGコンデンサーマイクを使ってみたのだが、指向性が甘いという事はカブりが多い訳でハウりにも弱くなる。
 全体的に真ん中らへんがハウってしまったのが非常に残念だったが、これは次への課題にしようと思う。

 とりあえず全ての楽曲が無事に終了したら、何とアンコールがかかった。全く予想すらしていなかったのでチョットびっくり。
 折角なのでマライヤキャリーを再度演奏して終了。


 その後、約20分程の休憩を挟んでセカンドセットの演奏開始。出演は『前田トリオ』改め『MadWorthy』マドワースと読むらしい。

 このバンドはSaxとBとDrsの3名で構成されるのだが、毎回様々なゲストが出演するのが楽しい。本日のゲストその1、ウチのバンドでも演奏してくれた Vibraphoneの Akinaちゃん。


 そしてゲストその2、我らが歌姫 Amiちゃん。

 非常に熱い演奏を繰り広げてくれた。拍手喝采で終了。良かった良かった。その後は打ち上げを兼ねて皆でテーブルで飲む。

 暫くしたら、友達と遊びに来ていたT.K.Jinさんが、店のギターを持ってカウンターで歌い出したので、半分片付けたPA機材を改めて持ち出して再度セッティング。非常に良い感じの弾き語りである。

 するとジッとしてられないミュージシャン達(笑)深夜1時を回っていたが、皆がおのおのの楽器を持ち出して簡易サードセットが始まった。素晴らしい!

 こういうノリって良い!演る側も聴く側も無性に楽しくなる。

 その後は皆で色々なハナシをしながら飲む。何とワイン8本も空けていた。飲んでるのはほぼ6人なので…スゲー(驚)どんだけ??
 でもステキな飲ん兵衛達に囲まれてシアワセである。

 午前3時過ぎ、女性陣は元気でガールズトークに花を咲かせている傍らで、男性陣は例によってこんな感じに撃沈してしまったのでお開き。

 いやぁ…非常に楽しい夜だった。