中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

半沢直樹

 木曜日である。昨夜、某『パパ』に「今、日本のTBSで放映されてるドラマ『半沢直樹』って面白いから観てみなよ!主人公の奥さんは、あなたの奥さんに性格がそっくりだから」と推薦されたので、昼休みに中国のネットでアーカイブを見つけてちょっと観てみた(勿論アンオフィシャル/中国はびっくりする程『何でも』転がってる)
 確かに彼が言ってる通り結構面白かった。パパはウチの奥さんも知ってるので「なるほどね…」と思ってニヤニヤしちゃったり!?(笑) 内容も深くて結構ハマりそうなので、DVDが出たら買ってゆっくり観てみようと思う。

 さて、仕事を終えてからは、小雨の降る中タクシーに乗ってカメラマンのマッチーさん邸に伺う。色々と仕事の打ち合わせを織り交ぜつつも、最近調子が悪くなった彼の Windows-PCを診る。このマシン、前回遊びに来た時に一度診てるのだが、中国ローカルのお店で買ったショップオリジナル自作機ゆえ、OSが原因なのかアプリが原因なのか?何とも挙動不審で色々と原因不明の不具合が続出していたのだ。
 で、このままコレにパッチ的な修正を加え続けるよりは、いっその事別のHDDに差し替えてOSごと再インストールした方が良い…と判断し、HDDを交換してOSからクリーンインストールする事にしたワケだ。

 OSのインストールはご周知の通り結構時間のかかる作業なので、その間に食事しながら色々と撮影に関するノウハウを教えてもらった。要約すると、結局カメラマンの仕事って『カメラをコントロールして』写真を撮るんじゃなくて、『光をコントロールして』写真を撮る事なんだな…と。
 結局、写真を生かすも殺すも『陰影』らしい。「如何に『影』を味方につけるか」って、カメラは光を記録する機械って考えたら、全く『真逆』で、正反対の発想だよなぁ…と感心しきり。
 でも考えてみたら音楽もそうかもしれない。鳴ってる音よりも休符を表現する方がずっと難しいし、逆に言えばちゃんとしっかり休符を表現できないとグルーヴなんか出せない。玄人と素人の最も大きな違いでもあるのは確か。

 いやぁ…世の中の芸術的創作活動は全て『反対の部分』がコントロールできないと、成長は無いのかもしれないね。

 深夜1時半、ようやくある程度纏まったので、今日はこの辺で終了してタクシーで帰宅。…しようと思ったら、某イツモの店の店長から「あなたの友達来てるわよ」と電話が入ったので、イツモの店へ。
 行ってみたら、マルケンさんとカエちゃんとケンタ君が3人で飲んでいた。カエちゃんは明日から始まる原口純子さんのライブのアテンドとして来ているらしい。今日はケンタ君の店でJazzのライブがあったので、その後にココに来たとの事。いやぁ…何だか嬉しいね。
 結局午前2時半過ぎまで飲んでいた。明日起きられるかなぁ(苦笑)