中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

YESTERDAY Live vol.26

 土曜日である。今日も朝一からドラム講師として4人教えた。そして休む間もなくYESTERDAYに移動。今日は YESTERDAY Live vol.26が開催されるのだ。
 移動後はヒタスラ仕込みである。YESTERDAYのライブは全部一人でやるのでカナリ大変だったり(苦笑) そしてリハーサルは恙無く終了。午後9時15分、オープニングアクトの『Acoustic Chino Band』の皆様の演奏が始まる。今日もドラムセットではなくカホンでのパーカッションである。
 Chinoバンドは何度か観てるのだが、今日の演奏が一番良かった気がする。やっぱり生ドラムを入れずにパーカッションを中心に組んだ方がこのバンド自体の雰囲気に合っているのかもしれない。心の底から大マジメに1リスナーとして「もっと他の曲も聴きたいなぁ…」と思ってしまった。非常に良い演奏だった。

 そして原口純子さんの第二夜である。お客さまは結構入っていてほぼ満席だったが、それ故、この様なタイプの『静かな』楽曲をしっとりと演奏すると、客席が若干ノイジーに感じられてしまって少々残念だった感は否めない。(音量を上げたいのだが、基本的にカナリのオフマイクで歌われるスタイルだし、アコギもピックアップ無しのマイク収録なので其れ程上げられない)
 いやぁ…アウェイの環境で日本的な演奏をする難しさである。特にここの様なチャージフリーの所謂『バー』の場合、普通の一般のお客様が殆どである。欧米人、中国人も入っているので、日本人が日本語MCで日本語のオリジナル曲のみを歌う様なシチュエーションが実は最も難しかったりする訳だ。

 昨日の様にお客様全体が「しーん」とする状況は中々作れず、非常に演りにくい状況になってしまい申し訳なかったが、それでも殆どのお客様が最後まで残ってくれて、また一部のお客さんが終了後にCDを買い求めて下さったりしていたので、一部の人々の心にはちゃんと届いていた様で良かった。

 最後に皆で記念撮影。みんな良い顔してる!