中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

連休最終日

 今日は土曜日だが中秋節の最終日である。明日は振替出社日なのだ。これは全中国的に決まっている法定出社日なのだから笑える。中国は連休の前後は必ず出社日があるので長い一週間になるのだ。困ったモノである。

 土曜日なので、例によって朝一からドラム講師である。しかし生憎の豪雨。駅まで歩こうかと思ったが、途中で既にずぶ濡れになったので、結局根負けしてタクシーに乗って行く事にした。そして午後4時過ぎ、ようやく全てのレッスンを終え、地下鉄に乗って帰宅して妻と息子と食事。
 子供が常に家に居ると連休って寧ろ『全然』休めない…という事を最近思い知っている。昔は連休って甘美な響きがあったのだが、今じゃ全然トキメかないんだなぁ…コレが(苦笑) 子供が寝静まった今の時間だけが至福の時間。故に連休中は酒の量が寧ろ増えてイカン。。。世の中のお父様方はタイヘンなのですな。

 さて、写真ネタが無いので、昨夜修理したウチの音源モジュールの様子をば。昨日の日記で上げるつもりだったのだが、すっかり忘れていた。
 コレは YAMAHA製の MOTIF-Rack ESというMIDI音源モジュール。8年くらい前に日本で購入して持って来た物だ。最近はソフト音源ばかり使うのですっかり出番が減っていたのだが、先日ちょっと昔の曲を再現しなきゃならないシチュエーションがあって久々に火を入れてみた。すると、音色を選択する時に重宝するジョグダイヤル(ロータリーエンコーダー)がバカになっていて、右(増加方向)に回しても全然進まなかったり、寧ろパラメータが減ったりするのだ。非常に速い速度で回転させると反応したり、でも「ココ」というポイントでストップできなかったりして、非常に歯がゆい思いをするので、折角だし修理する事にした。

 1Uのラックサイズなのだが、結構奥行きがあるので耳はかなり頑丈なモノが付いている。複数のネジを外して、天板と繋がっている拡張モジュール用のコネクターを2つ外すとようやくパネルが外れた。

 修理が必要なロータリーエンコーダーはホコリ避けの黒いプラスチックガードの後ろにあるナットを外すと基板ごと外れた。基板にはしっかりYAMAHAの文字が。当たり前だがこういう小さな基板まで自社で設計しているらしい。

 見た所エンコーダー自体は奇麗にシールドされていて隙間が全然無いので、結局スイッチ自体を分解する事にした。

 この接点部分の金属のバネの力が減って若干ヘタっていたので、ココを精密ドライバーで軽く持ち上げる。

 そして回転部分の裏側も接触不良の要因の一つなので、オイルスプレーをかけて丁寧に磨きつつ拭き取る。

 全部組み直して火を入れて動作確認。ちゃんと動作したのは言うまでもない。やっぱりジョグダイヤルはこうでなきゃね!

 壊れた物が治るだけで、何でこんなに気分が良いのだろう。え? 単なるメカふぇち? いや変態???(笑)