中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

初音ミクとハイボール

 木曜日、晴れ。関東地方は昨日と打って変わって良い天気だった。今日も Demo制作に追われた。

 どうでも良いが、イマサラながら『初音ミク』を購入した。正直、今まで全く興味なかったのだが、今作っている某 PJの中国市場でのファン層がカブる点を鑑み、しかも何故か異常に人気があるので『とりあえず』Demoに使ってみようと思ったのだ。

 しかし、折角買ったんだからワタクシなりに『オオマジメ』に作ってみようと思い、まずは歌詞が必要…っつー事で久々に自分で歌詞なんか書いちゃったりして? 結構気合いを入れて作業したら、結構ハマってしまい、何だか良い感じの曲が出来てしまった。あはは。

 いやぁ…「なるほどねぇ」って感じである。これ結構面白いじゃん? ハマるヒトの気持ちが何となく少しだけ分った気がする。 ワタクシは幸運にも学生時代から自分の周りや友達にミュージシャンや歌手が多かったので Demoやら仮歌やらに困る事は無かったのだが、…とは言え『ヒトに頼む』という事はある程度の時間を拘束してしまうのは事実。しかも当たり前だが、録った後に歌詞の修正なんか全く出来ないし、メロを変えたら声がケロっちゃったりして、狙って『わざと』AutoTuneっぽくするのじゃ無い限り、そこそこマトモな音源を作るのは難しい。
 ところが初音ミクは『初音ミク』という『らしい』舌足らずなキャラクターが出来上がっていて、歌詞だってメロだって後から幾らでも変えられるにも関わらず『らしさ』があるのだ。不思議〜。面白〜い。コレを『可愛い』って思ってしまうヒトが居るのも何となく分る気もする。
 こりゃ人間の代用では無く、完全に別物だな…という事が良く分った。

 そんなこんなで、疲れたのでハイボール。日本ってお酒安いねぇ…感動した。