中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

日本滞在最終日

 水曜日、関東地方は快晴。本日は妹の12年目の命日である。何だか時が流れるのが早過ぎて良く分らない感覚だ。父より先に妹を亡くしているので余計にそう感じるのかもしれない。

 何はともあれ、日本滞在最終日である。一人で来日している時はバイクで気ままに移動できるため、最終日は『墓参り』と決めているのだが、妻と子が一緒の時は最終日は『買い物の日』と決まっているのだ。(お墓は一昨日行ったばかりだしね)
 ようやく晴れたので GH4片手に妻と息子と3人でバス&電車を乗り継いで横浜に出る。道端に割いていたタンポポツツジが結構奇麗だった。


 GH4はミラーレスゆえ LVF(ライブビューファインダー)なので、光学的にはレンズとファインダーは繋がっていない。つまりピーカンの野外の様な明るいシチュエーションでもファインダーを覗くと中は結構暗いから(液晶のバックライトの明るさは其れ程変化は感じ無い)、ワタクシの様に普通の一眼に慣れてると一瞬カナリ当惑する。まぁ慣れの問題だろうけど。
 高島屋を中心に妻のモノ、息子のモノ、上海の友人達に頼まれたモノ等、色々と買い物をして午後3時前にようやく昼食。日本のパスタは美味しい!


 ホントはデザートなんか食べるつもり無かったのだが、何となく疲れてしまったのでチョットだけ(笑)

 帰宅後はワタクシ宛の最後の荷物が Amazonから届いていた(嬉) F1.7 / 20mm単焦点の明るいパンケーキレンズである。

 キットレンズの 14-140mmのズームレンズはモーターの音も静かだし、ピンも早いし、手ぶれ補正も良く出来ているし、使い勝手的にはカナリ良い線行っているとは思うのだが、とにかくワタクシ的にはどーも少々『暗く』感じている。
 F値は 3.5-5.6なので、今上海で使っている Nikonと殆ど変わらないのだが、レンズ径が違うせいか?ミラーレスの特性のせいか?理由は良くワカランが、動画を録ると非常に奇麗なのに、写真となると、絞りを開放にしても思った様にボケないし、そのクセ何となく絵にキレが無くなってしまう感じがするので、ツイツイ絞りたくなってしまうのだ。
 しかし動画を録ると異常なまでの追随性と明るくクッキリとキレのある映像が撮れるから不思議。「ひょっとして動画用にチューニングされているんじゃないの?」と疑いたくなる程である。実に不思議。

 そんな訳で、これはレンズのせいなのか、それとも本体の特性のせいなのか?比較対象が無いとサッパリ分らないので「やはり『明るい単焦点』は最低一本は無いとイカン!」という結論に達し先日ポチった訳だ。それがギリギリ本日届いた。
 装着するとこんな感じ。「うーん何か素敵じゃん?この筐体、レンズが短い方が格好良くね?」とか何とかニヤニヤしている(笑)

 実際に撮ってみると、AFモーターの音はウルサいし、フォーカスの速度も 14-140に比べると遅いし、手ブレ補正も付いてないが、意外や意外!結構狙った通りの良い絵が撮れるではないか(嬉)絵的にも結構キレるし、ボケ味も自然でイイ感じ! いやぁこりゃ楽しいレンズかも!

 やっぱりスティルの『イマイチさ』はレンズのせいだったらしい。まだ動画を撮っていないが、動画も楽しくなりそうだ(AFモーターの音はウルサいけど、基本シビアなシチュエーションでは内蔵マイクは使わないしね)今後色々と実験してみようと思う。


 さて! 色々あった今回の一時帰国も今日でおしまい! 明日の飛行機で上海に戻る。いやはや、今回は息子の骨折に始まり、法事やら何やらで、カナリの散在ツアーだったなぁ。(病院は、ワタクシが住民票を抜いている関係で『非居住者』扱い故、保険が一切効かないから 100%自己負担だったのだ)
 色んな意味で良い勉強になった(苦笑)