中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

昨日のライブのトラックダウン

 月曜日である。何だか今日は暖かい一日だった。暑いと言っても良いくらいの上海である。一体どうしちゃったんだ? へんなの。

 今日は午前中は休み、午後から出社。そして諸々精算業務をした後は午後から昨日行われたライブのトラックダウン作業を開始した。
 以前も書いたかもしれないが、ワタクシは基本的に録りは ProToolsを使うのだが、絶対に止まってはいけない様なライブの同時収録に関しては LogicProを使う。ProToolsは何らかの信号系のトラブルがあった際にはフェールセーフが効き、安全に『停止する』仕様になっているからだ。レコーディング等の、何度も繰り返して演奏し『奇跡の一瞬』を狙うシチュエーションでは、録った後から「ノイズが乗っていたので使えません」というのは絶対にあってはならないからである。レコーディングは何度も繰り返しできるので、もし機材トラブルが発生した場合、即そこで停止して、その後に発生するであろう『使えないテイク』の為にミュージシャンを無駄な労働をさせず、直ぐに録り直しに移れるワケだ。
 勿論そもそもレコーディング中にトラブルがあって止まっちゃイケナイのだが、コンピューターを使っている以上、100%絶対に成功する…という事は有り得ない為、そのための仕様だと思われる。
 逆に LogicProは考え方が真逆で、多少のハードエラーが出たとしても、画面上にウィンドウを表示こそするものの、バックでシーケンスは流れ続ける。つまり『エラーを無視する』を選べばそのまま録音(再生)が可能な仕様なのだ。ご周知の通り、レコーディングと違ってライブは「繰り返し」が効かない。多少ノイズが乗ろうが、音が悪かろうが、その『一瞬』を逃してはいけないのだ。そういうシチュエーションには向いていると思う。(あくまで経験に基づく個人的意見ですよ)
 そんなワケで今回は Logicを回したので、Logic上でTDを行った。非常に良い感じに進んでいて、音を聞きながらニヤケてしまう。いやぁ…コレ、そのまま売り物になりそうなクオリティで嬉しい。

 明日、コレをバウンスして映像と合わせるのが楽しみだ。ま、売り物にするには色々と乗り越えなければならないハードルが多いから(権利関係等ね)多分売り物には出来ないと思うが、なんかのプロモーションで使えたら良いなぁ…なんて考えている。
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