中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

そして映像編集

 火曜日、上海は晴れ時々曇り。夕方になってから急に風が強くなって寒くなってきた。
 今日も丸一日一昨日行われたライブの編集作業で終わってしまった。昨夜の深夜にようやく音声のトラックダウンが終わったので、今度は映像の編集である。
 今回実験を兼ねてマルチカムを回した。 Full-HD(1920 x 1080)の 29.97frame progressive/ 50Mbpsでワタクシの GH4を客席後方から固定で回し、その他もう一台をステージ袖にカメラマンを付けて別のムービーカムを配置して同時に回したので、2時間近いショーゆえ編集時に扱うファイルサイズが尋常ではない大きさになってしまった。元素材だけで、ゆうに 60Gbyteを超えている。いやぁたった2台回しただけでコレである。映像編集はソフト上で扱いやすい中間ファイルをトランスコードして作るから、編集を開始する前段階で倍以上のファイルサイズになる事を考えると、いくら HDDがあっても足りない。映像やさんはホント大変だ。

 編集ソフトは例によって『FinalCutPro X』を使用。これは特に拘りがあるワケでは無く、単にワタクシはコレしか使えないのだ。
 まず、カメラに収録されている音声を基軸にして複合クリップを作成する。しかし自動でシンクロさせたままだと、カメラの位置によって音声が遅れる関係で1~2フレームズレた物になるので、手動で修正してから編集に入る。
 そしてヒタスラ映像と音声を聞きながら良いタイミングでスイッチングである。Macの性能が高くて何もカモがスムースに動いてくれればきっと楽しい作業なのだろうが、ファイルがクソ巨大なので中々そうも行かない。しかも一番良い場所でパンしてくれなかったりして、上手くごまかすのも大変(笑)でも楽しいけどね。

 今回の反省点は、録画開始前に 2台のカメラのホワイトバランスを合わせておくべきだった。2台のカメラの色味が若干異なるので後で修正が超面倒くさい。映像が巨大化するとエンコードも鬼の様に時間が掛かるので尚更だ。嗚呼…。こりゃ次回の課題だな。
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