中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

闇の修理店と中国のTVの音量

 木曜日、上海は晴れ。気温は 3℃ 〜 5℃くらい。もう寒いの飽きたので、いい加減暖かくなって欲しい。
 ウチの阿姨(お手伝いさん)が休みに入ってから生活のペースが乱れている今日この頃。…というより本来はコレがフツーなんだろうけど、普段『楽』をしている分、急に不便になるとギャップに苦しむんだなぁ。息子も冬休みなのでずっと家にいるから輪をかけてタイヘン。まぁ春節旧正月)前は仕方無い。中国全土がお祭り状態だ。
 写真は、昨日ウチの近所で見かけた Apple製品の修理専門店。もちろん本家とは全く関係無い。

 上海でも Apple製品の販売は好調で若者を中心にカナリの確立で iPhoneiPadを持っているのだが、使用者が多いという事はトラブルも多くなるわけで、落としてガラスを割ってしまったり、バッテリーがダメになったり…と、ちょっとした修理が必要になるシチュエーションがある。そんな際、日本ではアップルストアに持って行くのだろうが、コッチはそんな事しなくても部品が横流しされているので、ちょっとした技術があれば素人でも直せてしまうのだ(ワタクシの様に自分でやっちゃうヒトも居るくらいだから)そんな訳で、こういった闇商売がフツーに堂々と成立している。
 でもこんなローカルな路地に出来るとは思ってもいなかったのでちょっとビックリ。需要あるのかな?


 さて、話しは全然違うが、最近ウチの息子がよく観ている TVアニメに『大头儿子和小头爸爸』という番組がある。

 酷いネーミング(頭のデカい息子と頭の小さいパパ…という意味)や、安っぽいFlashアニメやカラッポな内容はまぁ別にして、何より酷いのは、番組中の『音量差』である。こりゃもう放送事故と言えるくらいテーマ曲がデカい。逆に言うと本編はカナリ音量が小さい。なんで放送局側でコレが許されるのか甚だ疑問である。ひょっとすると3倍くらいの音量差があるんじゃ無いかな?
 本編が聞こえないからTVの音量を上げる。すると1話毎に挟まる巨大なテーマ曲が隣の部屋までガンガンに響くのだ。これはCMも同じで、デカかったり小さかったりするので困りモンだ。
 ワタクシは約12年くらい前から中国に住んでいるが、この音量の問題は昔からあって未だに全然解決されない。コレみんな不便じゃないのかなぁ?
 まぁ100歩譲って、CMと本編の音量差ならまだ仕方無いかな…とは思うが、本編とテーマ曲って同じコンテンツ内でしょ? こりゃもう制作側の怠慢だとしか言いようが無いと思うのだ。
 中国製のTVの中には智能音量という機能があったりして、要はリミッターなのだが、TV再生機側で勝手に音量調整をしてくれる機能がついているモノが多い(しかもデフォルトで ONになっている事が多い)から気付かないのかもしれない。(でも出音はコンプがかかりまくって、とても聴けるシロモノじゃ無いので気付くと思うのだが…/勿論ウチでは切っている)
 中国に住んでいて未だに理解できない大きな謎の一つである。
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