中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

母の日

 日曜日、上海は曇り時々雨、気温は17度。今日は『母の日』である。そんなワケでウチの奥さんにも感謝?ではないが、ゆっくり寝てもらう為に、朝から息子を連れてワタクシの楽器を置かせて頂いているイツモの店に向かった。先日、温故知新に置いてあるドラムセットのメンテナンスは終わったが、実はこのセットは4タム+フロアの5タムのセットゆえ、実はタムがまだ二つ残っているのだ。コレらはワタクシのもう一つのドラムセット(TAMA製)が置いてあるこの店に置かせて頂いているワケで、折角なのでコレもメンテする事にした。10インチと14インチの深胴タムだが、まずは10インチからウチの息子に皮を外してもらう。小さい手でチューニングキーを両手で回す所がカワイイ。

 あ、そうそう。この10インチのタムは唯一、譲り受けた時に既に裏の皮が破けていたのでコレは先日の一時帰国時に REMOのヘッドを買ってきたので交換したのだ。
 こんな感じで破けていた。裏側は叩かないので多分運ぶ時にシンバルスタンド等のハードウェアと接触して破けてしまったのだと思う。

 買ったのは REMOのディプロマットクリア。タムの裏はコレに限る。サウンドハウスさんで購入。

 新品のドラムヘッドは美しい。10インチと小径なので、ロゴが巨大に見える。


 そしてヘッドを外した後はラグを止めているネジの増し締めとクロームパーツのメンテナンスである。

 最後に表面を磨き上げて終了。う〜ん美しい!!

 ついでにタムスタンドもメンテして、最後にタムスタンドにセットして叩いてみたら、とても良い音がしたので嬉しくなった。いやぁ…ディープでステキだ。満足っ!
 倉庫にしまう際にもう一つの TAMAのセットのタムと持ち比べてみたら、なぜか TAMAの方が重かったので「あれ?」と思って、帰宅後に色々とネットで深く調べてみた。いや、もしこの YAMAHAが 100%バーチシェルならば TAMAのアピトンシェルよりも重くなる筈なのだ。
 すると、結論としては、実はこのステージカスタムは古いインドネシア産で、100%バーチでは無い!という事が判明した。なんとまぁ、外:Birch/中:Mahogany/内:Falkataの三層構造で8プライだった。多分2層ずつ?あ、いや計算が合わないので、ひょっとすると2、4、2かもしれない。
 いやぁ…楽器はそれぞれ色々と歴史があるから面白い。残念ながらアコガレの YD-9000RDと全く同じ材質というワケでは無かったが、…とは言え、全体的に TAMAよりディープで低音強めの暖かい音な割に、明るいアタック+サスティンは比較的短いのでとても気に入っている。これからも大事に使おうっと!軽い…というのは運ぶ時のメリットも大きいしね。
 メンテナンス終了後は息子と二人で萬蔵の2号店で昼食。

 天気が悪いからかお店はとても空いていたのでゆっくりと頂いた。うーん。何気に奥さんのため…とか言いながら自分の趣味をチャッカリ!?こなしているフトドキもの?なワタクシである。ふふふ。
 帰宅後は何だか疲れてしまったので妻とバトンタッチして、ワタクシは昼寝とシャレ込んだ。全然母の日じゃない?…と言えなくもない。ま、いっか。
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