中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

SSHのターミナルソフト

 水曜日、上海は曇り時々雨。異常に蒸し暑い一日だった。まるでサウナである。
 今日は朝一から中国電信のエンジニアが来て引っ越した新居のネットの開通工事をしていった。こっちのエンジニアは『雇われ』なのか『フリー』なのかワカランが、基本的に制服なんか着ておらず普段着のチャラチャラした?感じの軽いワカモノなので何だか笑ってしまう。その辺のパソコンに詳しいお兄ちゃんがボランティアで作業しているみたいだ。
 さて、今回の引っ越し先も老房子である。今まで住んでいた老房子も結構古かったが、それよりも少なくとも 10年は古い建物なのだ。今までワタクシが住んだ住居(日本の実家も含め)の中で間違いなく『最も古い』建物ゆえ、当然ネット環境も劣悪だろう…と覚悟していたのだが、何と!驚くべき事に部屋のモジュールボックスまで光ファイバーが来ていた。スゲー!まじめに超絶驚いた。何コレ?ダミーの秘密基地?外側ボロボロで中は最新なんてステキ過ぎる!
 そして電信の兄ちゃんはサクサクっと光ケーブルを剥いてコネクタを装着して、我々が今まで(前の家で)使っていた ONU光回線終端装置)にそのまま接続するじゃないか!この時ワタクシは心の中でガッツポーズをしたのは言うまでも無い。
 実はこの ONU兼メインルーターはワタクシが大昔にちょっと手を入れてナイショで改造した物ゆえ、DMZ領域に自分の『子ルーター』を配置する事ができるのだ。ふふふ。
 中国電信が貸し出してくれる光ルーター(ONU)には、2つのログインユーザーがある。一つは一般的な Wi-Fi設定等の簡単な設定のみ変更可能な『useradmin』で、そしてもう一つは全てのルーター機能をコントロールできる rootマスター『telecomadmin』である。で、普通は useradminのパスワードだけ教えてくれて、マスターの telecomadminのパスワードは電信のエンジニアは何があっても絶対に教えてくれない為、我々ユーザーの方でポートマッピングや速度に関する細かいパラメータ設定は一切変更できない仕様になっているワケだ。(しかもこの telecomadminのパスワードは接続先からリモートで定期的に書き換えられる様で、例えパスワードが破られても暫くすると直ぐに変わってしまうのでログイン出来なくなる。故に今はもう以前の手を使って改造する事すらできなくなってしまった)
 そんなワケで、もし今回 ONUが新しい物に交換されてしまった場合、もう後から手出しはできないから、外から上海自宅部屋のサーバにアクセスできなくなるから困るなぁ…なんて思っていたのだ。
 しかし、有り難い事に今まで使っていた古い ONUをそのまま使ってくれたので、ワタクシの変更した内容も記録されているから指定した某アドレスは DMZ領域となり、そこに新しいルータを置けばそこから好き放題ポートマッピングができる為、DDNSを使えばフツーに外からアクセス可能となるワケだ。コレができるのとできないのじゃ上海生活での利便性が大違いなので助かった。
 早速、出社してから SSHを使って自宅PCにログインしてみた。

 おおお!普通にログインできるじゃないか(嬉)いやぁ…良かった良かった。因みに iPad Proで最近使っているターミナルソフトは『Serverauditor』というアプリで、コレが多機能で非常に使いやすくてカナリ気に入っている。素晴らしい!もうノートパソコンは要らないくらいだ。Unixエンジニアの皆様、オススメです!
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村