中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

内モンゴルのお酒

 月曜日、上海は曇り。国慶節の祝日3日目である。今日は妻に息子を任せて、丸一日家に引き篭ってひたすら芸術的創作活動である。先般収録した中国国内向けの大きめの PJのレコーディングのトラックダウン作業だが、ワタクシが忙しくなりすぎてリテイクを待ってもらったのだ。いやはや…フツーじゃ有りえない話だが、さすがバブルな中国!? 予算もスケジュールもふんだんに使える凄いプロジェクトらしく、修正後のマスターバージョンは国慶節明けで良い…との事だったので、甘んじて先延ばしにさせて頂いた訳だ。
 …とは言え、生のフルオーケストラだけで 24ch有り、もちろんパラって録った生ドラム 8chに加えオーバーヘッド(オフマイク(ST))を加えた三味線(12ch / 3ch x 4本)や、アコギ(9ch/3ch x 3本)やエレキ(12ch/3ch x 4本)やベース(3ch/DI+STOH)や日本で収録した箏(6ch/ST x 3ch)、そして大元のシーケンスデータ(ピアノやパーカッションやシンセ類)が 28ch(ST x 14ch)と、100トラックを超えた巨大なセッションファイルである。これが全て 24bit-48KHzで録られているのでファイルサイズも巨大で泣けてくる。私が今までに担当したセッションファイルで間違いなく『最も大きな』プロジェクトになったのは言うまでもない。
 そしてトラックダウンに使うレコーダーはワタクシの Avid ProTools 12。暫くは Macbook Proで並行して作業していたが、流石に CPU-fullのエラーが頻繁に出だしたので、自宅のデスクトップマシンで対応。それにしても所謂パーソナルコンピューターで 100トラック超えのセッションのトラックダウンが可能な時代に改めて感謝である。流石にロケーターの動作等は『快適』とは言い難いが、ちゃんとマトモに動くのが凄い。…とは言っても途中で起動しなくなったりしたら困るので、ある程度はステム化して、且つ重たいプラグインは AudioSuiteでフリーズしつつ慎重に作業を行った。
 そして途中から先般借りてきた三線の収録に入る。フレットの無い楽器はとても難しので練習時間が結構必要だったが何とか無事に収録完了。
 結局丸一日かっかってしまったが、2曲のTD(うち一曲は修正のみ)を終える事ができてよかった。
 さて、そんな訳で丸一日家に引き篭っていたので日記ネタがないから、先日安吉旅行に行った時に購入した『内モンゴル』のお酒の写真なぞ。

 お土産やさんでこの外箱をみてトキメいてしまった。内モンゴルってきっと寒いだろうから、とても濃いお酒なんだろうな…なんて期待しつつ購入。中身はこんな感じでアルミのケースに入っている。格好良い!!!

 アルコールの度数は火が点きそうな 60度!!!!

 よく見ると、裏側にグラインダーをかけたと思しき傷があった。これ全て手作りらしい。すげー。

 そしてお味は…。。。。ただの白酒でした(笑)しかし度数が高いので、ストレートで飲むとピリピリ来る。こりゃ寒い国では良いかもね。流石に量は飲めないので、チビチビ啜るしかないが、ケースが格好良いので全部無くなったらコレにラム酒でも入れようかな。
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