中国de音楽4

中国在住の日本人音楽家による、日々の日記です。

上海高島屋のクリスマスイベント

 土曜日、上海は晴れ、気温は 12度で日差しがあって比較的暖かい一日だった。
 今日は例によって朝一で静安寺の YAMAHAに行って朝10時からドラムスクールの個人レッスンの講師 1時間 & PMCドラム課のグループレッスン講師を 1時間である。その後はドラム教室の生徒である Y野君と Gayaちゃんと 3人でベジーなお店でお昼を食べる。

 最近忙しくて、どうしても炭水化物中心の食事ばかりなのでデトックス効果抜群の素敵な食事だった。
 そして Y野君が古北地区にホテルを取っている…との事だったので、ワタクシの次の現場である高島屋までタクシーで送ってもらった。
 今日は高島屋のクリスマスイベントの PA業務があるのだ。本日ワタクシの担当は 1階。こことは別に 5階でもステージがあり、そちらはファンファーレさんが担当する。
 1Fはタカさんとアルバイトの子がすっかりセッティングしてくれていたので後は音響調整のみである。到着後マイクをいくつか私物の物と入れ替えて、まずは外音から作り始める。今回はタカさんの开心果の機材がメインなので iPadリモートが使えないから一人で彼方此方歩き回って EQを作るしかない。
 そして外音が決まったら中音(モニタ)の調整である。今回 16名の女性アカペラグループの出演と、8名の男性アカペラグループの出演との事だったので、マイクの選別に結構工夫が必要だ(流石に16本立てる訳には行かないので)
 取り急ぎ左右対称にしてセンターを加え、一般的なダイナミックマイクを5本立て、加え、2列に並ばれる…との事だったのでオフマイクとして全体の雰囲気を収録するワンポイントステレオのコンデンサーマイクを追加で立ててみた。

 オフに立てたマイクが実に効果的で、サスガに転がしモニタに 1mmでも返すとハウってしまうが、表の音に追加する分にはとても良い効果が出た(もうコレだけでも良いんじゃない?的な感じだ。さすがヲレ様、思惑通りだ(笑))
 本日のワタクシの現場はこんな感じ。PA卓が出演者の後ろなので、フロントの音が全く聴こえないから、本番中はお客様サイドに何度も走って確認しなければならない。

 前から見るとこんな感じ。フロントの58もかなりオフ気味なので、低域がなくなってしまうからなかなか難しい。やはりコンデンサー立てておいて良かった。
 このグループのPAは初めて担当したのだが、歌のパフォーマンス自体も結構レベルが高くて、とても良いグループだと思った。

 そして2番目は男性ゴスペルグループの出演。

 こちらのグループはダイナミクスが非常に大きくてとても良い事なのだが、小さな声の部分がとても小さかったので PAは結構苦労した。本当はコンプをかけたかったのだが、流石にこれだけマイクから離れちゃうとコンプかけたら即ハウってしまうから、結構ギリギリの線で『手動コンプ』で強気に攻めてみた。
 結果、少々ハウってしまったポイントがあったのが個人的には反省点ではあるが、でも、うまくリバーブが乗ったので、クリスマスっぽい良い効果はそこそこ出せたんじゃないかな?なんて思う。
 さて、明日も同じ現場でオシゴトだ。明日は 5Fも掛け持ちなので一瞬たりとも気が抜けない。頑張ろう!
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